火曜日, 2月 28, 2017

発表前のドタバタ 数値計算

YMacOS Sierraにしてから旧MacOSも問題なく動き喜んでいたが、やはり何事かの変化が有ることに気がついた。
昨年はすでに触れたように、発表データの検討に費やし、秋口から仕事が忙しくなりその前にタイミングよくというかMathematicaも10.4から11.0へ無償アップデータのサービスが実施されたこともあって、Rへの取り組みもおろそかになり、現在に至っている。

発表がパワーポイント一種に限定され、今まで使っていたスライドがすべて使い回しができなくなっているので、リバーサルもポジに焼き直し、それをスキャナで読み込みPCに移す作業をしている。なにかと結構手間がかかるが半分くらいは目処がついた気がしている。

発表前にMacのOfficeは以前と異なり2011以降は回帰分析などのアドインが入っていないことは昨年報告したが、暮れから今年にかけてOffice 2016を急遽購入しインストールした。説明ではWindows版と互換だというから頭から鵜呑みにして信じていた。これもアマゾンから購入した。

なお、今年になって急に更新された牟田氏のMacOSXの新着アプリテスト記録とトラブルシューティングで指摘されたようなトラブルは、Mac版のせいかどうか不明だがこうした問題は起きていない。

しかし回帰分析などは出来るのだが、年明けから試してみてもなんとなく違和感があった。データを揃えてみても回帰分析結果が微妙に異なる事に気づき出した。

そこで、昨年のエクセルデータも結果はこうなる筈と思っていたが、これでは発表できないことにも気がつき、昨年はなぜMathmaticaTheoristでの結果と大差のない結果だったのだろうと思い出した。

それはもしかすると昨年はアイスタット社から借りていたマルチ多変量解析のソフトがインストールされたUSBスティックを使っていたせいではないかと漠然と思い出した。当時のノートPCは液晶部が圧力をかけてしまいバシバシと亀裂を入れてしまい、スイッチをいれても起動もしないので、そのままに放置したまま、会社においてある。

そこで、日曜日に会社に行った際、スティックを持参し、会社(私物)のWindows7で試そうとしたら、貸借期限を過ぎているので製品版をご購入くださいのアラートが出て、動かなかった。(昨年8月で貸借期限がオーバー)

しかたなくその場で会社に連絡し、購入手続きを行ったが、日曜日だったので、返事は月曜で今日発送の手続きを行い、明日佐川急便で到着予定だと言う。


これは最初の日付は2002年4月から7月頃にMacの当時のエクセルで作成した呼吸推定の表である。
fx欄に=2.5*(0.1*Q2*(0.358+3.05*PI()*Y2)*(LN(0.3*AH2)-LN(0.2)))とある式がN2蘭の数値を計算した式である。Y欄は=C2*1000/0.5/T2/10000となっており、C欄はフラフから読み取った枝の成長量となっている。Q欄は=4*G2/(AH2*0.3-0.2)*2/PI()*1000となっており、G欄はグラフから読み取った枝の重さを入力してある。

当時から偏回帰係数として0.358と0.305を使っていた。しかし、この値は改めて別の資料を見たら
となっていて昔から使っていたとわかる。表計算ソフトはエクセルがまだ高価だったので、その半分くらいで買えたFull Impactというのを使っていた。回帰分析機能はなく、仕方なくマクロを組んで行列計算をしていた。しかもMathematicaはまだVer.2.1で、それから間もなく2.2と無料アップデート、その後すぐ3.0となった。昨年参照した中央大学の小林教授夫妻の数式処理ソフト関連本もおよそこの時期(1996年以降)以降らしいとわかる。古い資料もなかなか捨てられない。

現在のエクセルで回帰計算しても
としか出てこない。Macでもウィンでもこの値である。発表に際し印刷されたデータを見ると三ヶ所ほどのデータエラーがあって、それも修正ずみである。

昨年から何度データ入力をくりかえしたかわからないヨレヨレになった印刷資料である。


呼吸速度0.858に対して0.518となり、成長量21.29mlに対して21.19となり、同じく4.62に対して14.62と印刷されており、修正入力をしても計算で使用した偏回帰係数は得られない。

昨年の数式処理ソフトの結果とエクセルの結果を示す。
これは何度も見てノートPCで自宅で行った結果だと何度も自身のブログを見返して確信した。まだ今日も発送通知が来ただけで、確かめられない。どうもマルチ多変量解析プログラムは生のエクセルの回帰分析とは微妙に違う結果を与えているように思う。

したがって、今回の発表でデータの誤植を指摘しても、片手落ちになる恐れが出てきたわけである。

そこで確かTheoristによる行列計算でも似たような値が出たなと思ってどうせ今日は暇だからそれも確認するかと始めた。

始めてしばらくしてデータ入力がおわり、Xの2列36行のデータを転値させようと代入入力をしようとしたら、Sierraになったせいか転値がおこらず、慌てた。
仕方なく;は縦長、,は横長の行列を生成することを再確認して無事入力した。
しかし最後まで計算しないとわからないので、前回と同じことをくり返して最後まで行った。Sierraにバ−ジョンアップした際に昔からのファイルは残っていたが、昨年新規に作成したファイルは残っておらず、ブログの記事が唯一の頼りだった。

しかし、後はあっさりと
求めていた偏回帰係数がえられた。
表示は数学的ではないが、動作するだけでも良かった。
途中でマルチ回帰も行列計算を知っているのではないか?などと疑念が浮かんだが、それらについては改めておこなう。値段は消費税込みで29800円だった。

またSierraでは今のところ旧システムに関し不具合はみつかっていない。学名の発音なども20年以上前からブルガリアでの英語発表に使ったlとrの発音の区別などに利用したワープロの発音を確かめたりしたが、今のところ問題はないようである。


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