水曜日, 7月 06, 2016

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (クリントン、最大のピンチを切り抜けた)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)7月6日(水曜日)
          通算第4956号 
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 クリントン、最大のピンチを切り抜けた
  FBI、個人メール問題で訴追を断念
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 ニクソン大統領をするどく弾劾し、辞任に追い込んだのは米国の左翼ジャーナリズムだった。
「デープスロート」などと、内部告発者を英雄視し、情報のリークという醜聞は不問に付され、とうとうニクソンは大統領職をフォードに譲ってホワイトハウスを去った。

 ささいな事件なのに、執拗に追求し、なにしろニクソンを追い込むことに熱心だった米国のメディアだが、一転して民主党となると、追求の手を緩め、問題の核心をぼかし、有耶無耶にしてしまう。

 ヒラリー・クリントンの嘘は明らかだが、まったくウォーターゲートと対照的に、この「ベンガジゲート」では真相究明に不熱心。この傾向をよむ議員らは、議会聴聞会でも、共和党の質問を妨害、この偏向たるや、いかんともしがたい。

 そういえば夫君ビル・クリントンの「モニカ・ルインスキー事件」でも、偽証を追求せず、有耶無耶に片付けた。
主導したのは左翼ジャーナリズムだったことを思い出す。

 ベンガジ事件でヒラリーはFBIの聴聞に応じ、三時間半の取り調べを受けた。「結局、新しい証拠は出ず、FBIは訴追をあきらめた。
 これでヒラリーは最大のピンチから脱出した。

ロシアのプラウダ(英語版、6月29日号)は、「2012年9月11日のベンガジにおける米大使殺害は、煎じ詰めて言えばヒラリーの責任であり、真相をしる軍事関係者は、事件発生から六ヶ月以内にひとりの提督と六人の将軍が辞任している。ヒラリーが大使を殺したも同然だ」と手厳しく書いた。
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(休刊予告)地方講演旅行のため小誌は明日7月7日と8日が休刊となります。
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   樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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知道中国 1436回】 
―――「生蕃ノ支那人ヲ見ルコト仇讐モ啻ナラス」(長谷川5)
   長谷川鏡次『台灣視察報告書』(明昇舎 明治廿九年)

   △
 長谷川は「第八章 結論」で「臺灣将來建築土木事業如何云ふ迄もなく」、鉄道工事をはじめとして総督府などの庁舎、官舎、兵営、加えるに「内地より移住の商民家屋改築」を計算すれば、「其需要實に莫大の額に達す」ると見込まれる。そこで「大需要に應するには供給は如何にすへきや之一大研究を要する大問題なり」と、問題を提起する。

  次いで木材業界への技術的意見を綴る。そこで台湾だけでなく、大陸での木材需要も合わせて考えるべきだと建言した後、台湾に対する日本の姿勢に筆を進めた。

  「今哉戰勝後の日本は旭日の東天に昇るが如く政治にまれ商業にまれ工業にまれ世界の強國に伍し競爭塲裡に立たざるへからす」。であればこそ、「此時に際し舊習を墨守し世界の大勢に後るゝ如きことあらんか」。戦争に当たって「陸海軍人櫛風沐雨の功勞を以て得たる國威も商業塲裡の失敗を以て空しく實力を毀損し唯?史上の名譽を留むるに過きす」。戦争に勝って国威を発揚しようとも、戦勝を経済活動に結び付けられず、あるいは戦後世界において経済で劣勢に立たされるようなことになったら元も子もない、といったところだろう。

  ここで、明治28(1895)6月における勝海舟の呟きが思い出される。
「ともあれ、日本人もあまり戦争に勝つたなどと威張つて居ると、後で大変な目にあふヨ。剣や鉄砲の戦争には勝つても、経済上の戦争に負けると、国は仕方なくなるヨ。そして、この経済上の戦争にかけては、日本人は、とても支那人には及ばないだらうと思ふと、おれはひそかに心配するヨ」(『氷川清話』講談社学術文庫 2003年)

  長谷川の危惧は、あるいは勝の“ひそかな心配”に通ずるようにも思える。
 ついでながら確認しておくと、日清講和条約調印が明治28年4月17日。三国干渉が6日後の4月23日。5月4日の閣議で三国干渉を受け入れて遼東半島返還を決定。同半島還付の詔勅が発布されたのが5月10日。20日後の5月30日に北白川宮殿下が台湾征伐に上陸。6月3日に台湾と澎湖列島が正式に日本領に組み込まれ、6月11日には台湾鎮定がなり、17日には台湾総督府が開庁した。因みに、この日を台湾始政記念日と定める。

  慌ただしかった明治28年を振り返ってみると、長谷川にせよ勝にせよ共に日清戦勝後の経済活動の在り様を論じている点は興味深い。

  長谷川は、「我商人殊に材木業に從事するもの」にとって現状は業界飛躍の一大好機であり、積極策に転ずるべきだ。「我先輩業者?勇奮猛進清國の大需要に應すると同時に我新占領地たる臺灣ノ土木建築をして利を外人に得せしめさらんことを計るは實今日の急務と云はざるへからず」と綴り、「終りに臨みて一言諸氏の注意を煩さん」と献策を記す。

 「今後臺灣に起るへき土木?建築事業」は膨大であり、総督府当局は外国の会社にも工事を請け負わせる方針を打ち出した。「商業に抜け目なき外人等」は、その点を捉える。「從前支那政府の土木建築受負を業とせし(ジャアテンマゼソン)商會『有名なる豪商なり』の如きは目下運動怠なしと云ふ」。「英商某は本邦人の名を假りて土木工事を營み居るものあり」。「(ジャアテンマゼソン)商會」にせよ「英商某」にせよ、いったい、どのような手  ♪(読者の声3)段で台湾総督府当局者から情報を仕入れているのか。油断も隙もあったものではない。
  勝の『氷川清話』に「日本の役人共は馬鹿正直で公私の区別を明らかにせぬから困る。個人としては日本には悪徒も大分居るやうだが、国家としてはまるで馬鹿正直サ」と。

 長谷川は「斯る貴重なる軍隊其他官衙に係る建築を外人の手に委ぬる如きありては實に我當業者の不名譽なる耳ならす一國の汚耻と云ふも亦過言にあらす」。「請ふ我先輩有力の士進んで國?を計り斯業の爲め一大奮發あらんことを切望の至りに堪えす」と結ぶ。
《QED》
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<< 宮崎正弘の論文予定ならびに既刊 >>
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(1)「中国経済はどこまで死んだか)」(『世界と日本』、7月18日号) 
(2)「蘭州でシルクロードは蜃気楼」(『月刊日本』、7月号、発売中) 
(3)「世界の現場をゆく<16> スロベニア」(『エルネオス』7月号)
(4)「中国の軍拡の最終的狙いは」(『別冊宝島 地政学でわかる中国覇権の野望』、)
(5)「ロシアの巻き返しが始まった」(『北国新聞』、北風抄コラム、6月19日号)
(6)「日本政治の劣化」(『月刊HANADA』、8月号)
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  読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)ウルムチ事件の犠牲者を追悼し、中国政府の弾圧に抗議する日本ウイグル協会声明文です。
http://uyghur-j.org/japan/2016/07/20160705_urumchi/
  (三浦生)



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(読者の声2)7月10日の参議院選挙投票日まで残りわづかと相なりました。日本の名誉と国益を守る決断が求められてゐます。
 下記集会にて、西村眞悟候補(全国比例)、鈴木信行候補(東京都選挙区)はじめ有志・識者が緊急提言を行ひます。
一人でも多くの方に御参加いただければ幸ひです。予約がなくても参加出来ますが、事前にお申し込み頂くと幸ひです。尚、本緊急集会の案内を一人でも多くの皆様に御案内頂きますやうよろしくお願ひ申し上げます。
  ==================
日本の名誉と国益を守る緊急提言の集ひ
    ~国体政治研究会 特別研究会~
==================
 関係各位
時下益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、このたび、「日本の名誉と国益を守る緊急提言の集ひ」と題する研究集会を下記次第により開催いたします。
祖国日本が直面し、早急の対応を迫られてゐる内外の難題について各界の有志・識者が緊急提言と決意表明を行ふところの、この集会が国民覚醒の新たな端緒となることを願つてやみません。
趣意ご賢察の上、皆さまの積極的なご参加と、本案内拡散へのご協力をよろしくお願ひ申し上げます。
 国体政治研究会 特別研究会世話人
  相澤宏明(日本国体学会理事)
  四宮正貴(四宮政治文化研究所代表)
  中村信一郎(国体政治研究会代表幹事)

【日時】7月8日(金)18時半開場、19時開会、20時半閉会
【会場】全国町村会館(2階)ホールB
    東京都千代田区永田町一丁目11-35
    電話03-3581-0471
    地下鉄有楽町線永田町駅3番出口から徒歩1分
【登壇者】(順不同。敬称略)
 加瀬英明(外交評論家)
 宮崎正弘(評論家)
 西村眞悟(前衆議院議員)
 鈴木信行(維新政党新風代表)
 なほ、数名の方から力強いメッセージが寄せられます
【参加費】一千円
【参加申込み及び問合せ先】
 相澤宏明
  090-7202-0139    ahisaha@nifty.com
 中村信一郎
  090-4815-8217    caq97080@pop11.odn.ne.jp




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(読者の声3)三島由紀夫研究会から会報発行のお知らせです。弊会会報「三島由紀夫の総合研究」第37号(6月25日付)が発行されました。
今号の主な内容は以下の通りです。
佐藤守  自衛隊が守るべきもの~自衛隊の使命について考える
松本徹 「果たし得てゐない約束―私の中の二十五年考」再考―憲法・偽善・文学
菅谷誠一郎 三島由紀夫における戦後日本理解―『金閣寺』をテキストにして
浅野正美 三島由紀夫のエンターテイメント
     ~戦後社会を透かし見る恋愛小説の愉しみ方
四宮正貴 永井荷風論
岡山典弘 二つのサド劇 三島由紀夫『サド侯爵夫人』とペーター・ヴァイス『マラーの迫害と暗殺』
玉川博己 巻頭言・世界史転換のうねりに際して。その他
 三島研会員と賛助会員には今週中にお届けする予定です。また一般の方で購読を希望される方は下記事務局までお名前とご住所をご連絡下さい。代金(1部200円)支払用の振込用紙とともに発送します。
三島由紀夫研究会事務局 yukokuki@mishima.xii.jp

なお7月の「会員例会」は下記の通りです。
記
日時 7月22日(金)18時半~(18時開場)
場所 ホテルサンルート高田馬場大会議室
講師 荒岩宏奨(あらいわ ひろまさ)氏、展転社編集長
演題 保田與重郎と日本浪曼派
講師略歴 昭和56年山口県生まれ。広島大学教育学部卒、プログラマー、雑誌編集者を経て現在展転社編集長
 昨年の弊会における「蓮田善明と三島由紀夫」に続く日本浪曼派シリーズ第二弾です。

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――中国の経済崩壊が鮮明になっていますが、その崩壊ぶりが、大方の予想を超える規模になりそうだという観測が出てきています。
そこで経済崩壊のハードランディングのシナリオがどうなるのか、そしてそれが引き金となって中国共産党体制が崩壊するのではないか、それはいつなのかという話を、中国に詳しい専門家3人が綴ります。
――巻末には鼎談「習近平はなぜ最悪の選択肢を選んだのか?」を収録。
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 宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
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宮崎正弘のロングセラー 
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『中国大恐慌以後の世界と日本』(徳間書店、1080円)
『中国大失速、日本大激動』(文藝社、1620円)
『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(徳間書店、1080円) 
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)
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<宮崎正弘の対談シリーズ> 
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宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 宮脇淳子 『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石 平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遭『日米安保五十年』(海竜社)  
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
       ◎み□◇▽や□○ざ◎□○き○ 
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(休刊予告)地方講演旅行のため小誌、7月7日と8日が休刊となります。
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2016 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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