土曜日, 6月 11, 2016

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (もしサンダースがクリントンとチケットを組めば。。。。)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成28年(2016)6月10日(金曜日)
          通算第4931号 
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 もしサンダースがクリントンとチケットを組めば。。。。
  トランプの当選は覚束なくなる
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 オバマ大統領の秘策は、民主党予備選で最後までクリントンを猛追したバーニー・サンダースを説得し、「副大統領」のチケットを組ませることになる。そのために、オバマはサンダースをホワイトハウスに招く。

 民主党がふたつに分裂するほどの戦果をあげたサンダースが、もし、この仲介案を受けると民主党は一気に団結するため、トランプの当選の可能性は稀薄となる秘策である。
 予備選の結末はでた。残る問題は党大会での正副大統領チケットが、どのようなコンビとなるか、其れが次の見所だろう。

△○○み○○○や○○○ざ○○○き□▽◇   
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 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1425回】    
    ――「土民生計ノ貧窶想見スルヘシ」(大鳥5)
      大鳥圭介『長城游記』(丸善 明治二十七年)

   △
やはり中国を知るには自ら「魔界」に飛び込む覚悟が必要らしい。「魔界」には「魔界」なりの一定の規則があるだろうし、それを知れば「規模ノ洪大」も「意匠ノ珍奇」も気にならない。ましてや「忽然來テ之ヲ觀バ魔界ニ陷ルノ感」など起るはずもない。結局、「魔界」そのものについて知らないがゆえに、誰もが「魔界」についてあれやこれや詮索し口を挟むことになる。だが、「魔界」は一向に「魔界」のまま。

  たとえば半世紀昔に勃発した文革という「魔界」。当時の日本左派勢力、加えるに進歩的文化人、リベラル心情サヨク、岩波・朝日ブンカ信奉者たちは、毛沢東が「魔界」の“最兇司祭”であることに思いを及ばすことはなかった。かくして彼らは毛沢東が口にする「文革は人類史上空前の『魂の革命』だ」という呪文を、そのまま日本で垂れ流す。文革が終わるや、政治運動として「規模ノ洪大」で、思想運動として「意匠ノ珍奇」で、権力闘争として「人ヲシテ驚嘆」させる文革の実態が次第に明らかにされるが、やはり「魔界ニ陷ルノ感」は増すばかり。いや「魔界ニ陷」るばかり。文革勃発から半世紀に当たる今年、当時の日本で文革という「魔界」を――知っていたか知らなかったか。それを今は問わないが――賞揚した人々が、口を噤んでいることの不誠実な姿に改めて呆れ果てる。

 四害撲滅運動、粗鋼大増産、文革、改革・開放と次々に千変万化する「魔界」に、日本と日本人は翻弄されるばかりだ。こんな悪循環は早く断ち切らねばならない・・・のだが。

 京都帝大出身の支那学者のなかで唯一まともと思える青木正児は、中国共産党が上海で設立された1921年の翌年に当たる大正11年に長江下流辺りの江南を気ままに旅している。その旅を綴った『江南春』(平凡社東洋文庫 昭和47年)に、「韮菜と蒜とは、利己主義にして楽天的な中国人の国民性を最もよく表わせる食物」であり、そこで「己れこれを食えば香ばしくて旨くてたまらず、己れ食わずして人の食いたる側に居れば鼻もちならず。しかれども人の迷惑を気にしていてはこの美味は享楽し得られず。人より臭い息を吹きかけられても『没法子』(仕方がない)なり。されば人も食い我も食えば『彼此彼此』(お互い様)何の事もなくて済む、これこれを利己的妥協主義とは謂うなり」と綴り、中国芸術を指して「まさに韮のようなものだ。一たびその味わいを滄服したならば何とも云い知らぬ妙味を覚える」とも説いている。

 大鳥の説く「魔界」と、青木が「利己主義にして楽天的な中国人の国民性」の例に挙げる「韮菜と蒜」を一緒にはできないだろうが、ある種の共通項のようなものが感じられるから不思議だ。「魔界」も「一たびその味わいを滄服したならば何とも云い知らぬ妙味を覚える」に違いないし、「己れこれを食えば香ばしくて旨くてたまら」ないものだろう。ならば「魔界」を知るには、やはり「魔界」に飛び込むしかなさそうだが・・・ヤレヤレ。
 
 この旅で「其性強健能ク困苦ニ耐へ」る騾と「支那北方ニテ多ク車ヲ牽キ又農事ニ使役ス驢」の働きに注目した大鳥は、これらを「田舎山村ニ於テ之ヲ養フトキハ利殊ニ大ナラン」とし、「今我農商務省又ハ宮内省或ハ陸軍省ニ於テ試ニ此二獸ヲ支那地方ヨリ購入シ逐次ニ其蕃殖ヲ計リ以テ交?ヲ誘導スル?ヲ翹望ニ勝へス」とする。さて大鳥の建言は、「我農商務省又ハ宮内省或ハ陸軍省」の採用するところとなったのか。

 『長城游記』の最後に、「かりそめの宿にはあれと住なれて/かへる心のいそかるゝかな」との自作の和歌を記した後、「往返行程大約六十里日數僅ニ九日道遠カラス日長カラスト雖モ」、北京北方の「山川名勝ヲ踐ミ人情風俗ヲ察シ予ニ於テ得ル所淺少ニアラス亦異邦風土ノ一斑ヲ觀ルニ足ラン」と結んだ。「得ル所淺少ニアラ」ざる知見を以て、日清外交交渉において大鳥が実際にどのような役割を演じたのか。稿を改めて論じてみたいものだ。
《QED》
  △○○ヒ○○○イ○○○ズ○○○ミ□▽◇   
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声1)「言論テレビ」の花田編集長の番組からお知らせです。
           記
◎番組名 『花田編集長の右向け右!「月刊HANADA」場外論戦』
(「言論テレビ」プレゼンツのインターネットの番組です)
 ゲスト 宮崎正弘氏
◎放映日時 今晩、6月10日(金)22時から
以下のサイトで上記時間は誰でも無料で見られます
http://www.genron.tv/ch/hanada/
(上記時間以外は、会員限定となります)
 話題は「アメリカで見たトランプ熱風」です。



   ♪
(読者の声2)明日、6月11日(土曜)に「千田会」主催で、宮崎正弘氏の独演会があります。
演題はいま最もホットな論議、「米国大統領選挙と反知性主義、そして中国」です。
記
とき 6月11日(土曜)午後二時(1330開場)
ところ 文京区民センター二階 2A会議室
http://www.yu-cho-f.jp/seminar/kumin_map.pdf
参加費 事前申し込みの方は1500円(当日2000円)
主催 千田会 https://www.facebook.com/masahiro.senda.50
メール morale_meeting@yahoo.co.jp
FAX(0866)92-3551
予約なしでも当日受け付けます(ただし入場は10分前からとなります)
(千田会)
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  宮崎正弘の最新刊『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』
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最新刊、重版出来!! 
宮崎正弘の新刊『トランプ熱狂、アメリカの反知性主義』(海竜社、1404円)
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いま世界中で最もホットな議論を先取りした予測を展開した書!
この勢いではトランプが次期米国大統領となる?!
 ――「トランプ現象」は一時的な熱狂なのか、それともアメリカの地下水脈がかかえる地殻変動の予兆か。予期せぬ「トランプ政権」誕生で、アメリカは孤立主義へ向かって突っ走るのだろうか?
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 宮崎正弘の新刊案内  http://miyazaki.xii.jp/saisinkan/index.html
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宮崎正弘のロングセラー 
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『中国大恐慌以後の世界と日本』(徳間書店、1080円)
『中国大失速、日本大激動』(文藝社、1620円)
『「中国の終わり」にいよいよ備え始めた世界』(徳間書店、1080円) 
『アジアインフラ投資銀行の凄惨な末路』(PHP研究所、999円)
『日本が在日米軍を買収し、第七艦隊を吸収・合併する日』(ビジネス社)
『日本と世界を動かす悪の「孫子」』(ビジネス社。1188円)
『吉田松陰が復活する』(並木書房、定価1620円)
『中国・韓国を“本気で”見捨て始めた世界』(徳間書店 1080円)
『台湾烈々  世界一の親日国家がヤバイ』(ビジネス社、1188円)
『中国 大嘘つき国家の犯罪』(文芸社文庫、713円)

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<宮崎正弘の対談シリーズ> 
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宮崎正弘 v 田村秀男、渡邊哲也『中国経済はどこまで死んだか』(産経新聞出版)
宮崎正弘 v 馬渕睦夫『世界戦争をしかける市場の正体』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 室谷克実『悪あがきを繰り返し突然死の危機に陥る中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 宮脇淳子 『中国壊死』(ビジネス社、1188円)
宮崎正弘 v 石 平『私たちの予測した通りいよいよ自壊する中国』(ワック)
宮崎正弘 v 渡邊哲也『激動する世界経済!』(ワック、994円)
宮崎正弘 v 室谷克実『日本に惨敗しついに終わる中国と韓国』(徳間書店)
宮崎正弘 v 小川榮太郎『保守の原点』(海竜社。1620円)
宮崎正弘 v 室谷克実『仲良く自滅する中国と韓国』(徳間書店、1080円)
宮崎正弘 v 川口マーン惠美『なぜ中国人とドイツ人は馬が合うのか?』(ワック)
宮崎正弘 v 西部 遭『日米安保五十年』(海竜社)  
宮崎正弘 v 佐藤 優『猛毒国家に囲まれた日本』(海竜社)
       ◎み□◇▽や□○ざ◎□○き○ 
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(休刊のお知らせ)小誌は海外取材のため6月19日から27日まで休刊になります。
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社・宮崎正弘事務所 2016 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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