月曜日, 3月 21, 2016

ハーレースポーツスターでの通常燃費 雁坂峠往復(2)  バッテリー交換後

前回2月末に、通常燃費として雁坂峠往復をして、燃費を計測したらリッター21.6という燃費が出た。これにはビックリしたが、単純に増量したモーターロイの効果だと思っていた。

その後、3月4日から3月15日まで、パート勤めのうれしさ、あるいは悲しさで丸二週間近く、年度の仕事の切り替わりで休みとなった。

暮れから始めた本職!?の仕事に取り掛かろうとしたが、数日はまったく無駄に過ごしてしまい、これではいけないと思い始めて本を開いたりして、今後の進行計画などを思い浮かべたりしていると、いくつもの困難やそれを避ける方法などを考えているうちに、また仕事に戻りたくなって、会社へ出てきた。

休暇中は雨も降ったりの予報で、ハーレーは会社の倉庫へ。14日も終日雨だった。16日からやることがあるといわれても、15日に晴れたので、会社へ夕方バイクを取りにでかけた。

そして、表へ移動してW650を倉庫にしまい、いざエンジンをかけようとすると、セルがウンともスンともいわない。あれ!?キルスイッチがオンなのかなとおもって切り替えたりしたが、ウィンカーは点くが、無音のままのセルスイッチだった。

ガーン、どうしようともう一度バイクを出してライトを当てて、スイッチ類を照らしてみたが、間違いなく正しい位置のままだった。すでに午後7時過ぎだったので、ニュートラルランプは点灯していたが、どんどんバッテリーが消耗していることには、気付かなかった。

しかたなく650で家へ帰ることにした。会社を出たら、携帯に電話が。先の交差点で止まり、相手をみたら、バイク屋さんだった。先ほどは所用で不在だったらしい。事情を伝えて、ハーレーの純正のバッテリーを注文してもらうことに。

それから4日後の昼間、ハーレーのバッテリーが届いたとの連絡が!。少し頭が回りだし、すっかりバイク関連の頭が遠ざかっていたが、やはり充電して届けてくれるらしい。最初の充電は半日ぐらいかかるとの事で、夕方会社へ届けてくれる、との事だった。やはり、身近で買うと、こういう点が便利だと実感した。

そして、場所の案内図をメールで送り、仕事が一段落すると夕方まで 時間がある。そこで、来てもらうことはいいとして、暗い場所で金銭授受はよろしくないと気付き、お金を持ってバイク屋さんへ。


こういう点も近いと便利だ。やはり、自分で、まだ外したことのない、外車のバッテリー交換を、暗い場所で一人で行うことは無謀すぎる、と過去の諸経験などから言えそうにおもった。


初めてじっくり見た純正バッテリー。午後3時過ぎには充電完了していた。英文マニュアルを渡される。2004and later XL modelsのbatteri-Kitは65958-04の型番を使用となっている。国産の同型モデルと比べると、重さは約倍ほどあって大変重い。そして、剥がしやすい位置にラベルが貼ってあって、密封型なので、絶対剥がさないこと、という注意が書き込んであるが、つい引き剝がしたくなる位置に貼ってあって、シールも剥がしやすいように数ミリ本体からはみ出ている。

お金を払って、一時間ほど前に店を出て一旦家に帰る。店を閉めて午後7時ごろ出発
と聞いたので、予定より10分早く出て待っていたが、着いたのは多分8時ちょっと前。

それから、サイドカバーをはずし、ETCに接続をはずし、古いバッテリーを外してもらった。意外に簡単に外れたが、使い勝手の良い工具を持参しての作業だからのようだった。
 そして古いバッテリーを外して手渡されたが、あ、これは軽い!と一言。見ると国産とほぼ同じ大きさで、Made in Chinaとあった。値段は約半分だそうだから、皆社外品を使う人が多いんですよと教えてくれた。

 バッテリーのプラス、マイナスは、構造上奥がマイナスで、サイドカバー側がプラスとなっていて、大変神経を使う。それでもショートさせずに無事完了。締め付けも大変デリケートで振動が加わるので、締め付けトルクはカンが入りそうだった。

無事組み上げてまず起動テスト。問題なく回った。それから、一旦スイッチを切り、電圧計をセットして再起動。設定出力を確認し、回転を上げて電圧が14ボルトを軽く上回るのを確認して交換は完了した。約30分で作業は終了した。工賃と出張料を含んで2.5万で済んだ。バッテリー本体は2万弱だった。

バッテリーが来るまでの間、真っ先に考えたのは、確かに10度Cを切る日が何日かあったにせよ、前回トップで1500回転で大部分を走った事で、充電不足を心配していたが問題なく、翌日も起動した。しかし、それが十日ほど間を置いたら起動しなくなったのは、単に日常の充電不足だと考えていた。

新品の純正ハーレーの寿命は毎日乗ってるような使い方だと6年くらい保つようだが、通常は四年プラスだろう。年式から言うと、2004年型なので、今年で約11年、バッテリーの交換時期でもあったようだ。

マニュアルのシフトアップ、ダウンの各ギアでの速度を見るとだいたい2000回転を超えるように設定されているようで、一時的に1000や1500回転あたりであっても充電不良にはならないだろうが、往きも帰りも1500回転をキープするよな走りは、まず充電不足が考えられる。それで、今回は、2000回転キープでどうだろうかと思い、実行してみた。

今回は出発地が違い、GSから行田を通り、熊谷の17号を選んだが、日曜日ゆえか、熊谷警察に出るまでに渋滞し、かなり時間的にもロスした。これでは燃費は絶対悪いと思ったが、諦めずに(本当はやめようかと思い)やりかけの仕事も気になり憂鬱だった。

しかし、140号に合流すると、流れは比較的スムーズで、そのうち気分も快調となり、やっぱり来てよかったーとなるが、せっかく乗りかかった気分を壊すのも勿体無いとも思う。

今回は燃費だけと言い聞かせ、淡々と進む。なかなか距離を稼がないなと思うが、一般道だから仕方がない。皆野を過ぎたところで、前方の軽ワゴンが歩行者を横断させる為に急停車したので、こちらもやむなく停車。L型に近いところだったので、リヤタイヤが焼ける嫌な臭いを発してしまった。すると後ろから来た普通車に抜かれたので、こちらも慌てて発進したが、どうも鋭くないと思ったら、なんと3速発進だった。発進時に気づかないくらい慌てていたか、バッテリー交換でトルクが上がっていたかおそらく両方だろう。

2速でアクセルを開けずに回転を静かに3000以上回すと、キビキビと振動なくスムーズに走る。これは使えると何度も思った。ただし峠道ではまだそれほど慣れていない。

今回は前回より少し低い標高を表示した。気温13度Cで寒く感じた。前回は10度Cぐらいだったか?そして、山麓亭のソバが気になっていたので。帰りがけに寄った。そこの標高が埼玉県側の高さの最高点から約150メートルほど下がったところで、水道設備が下から来ているようだった。

バイクで二人のりで来たBMWとハーレーも駐車場にいたが、自販機で飲み物を買って、そのまま山梨県側へ移動した様子。


この地図の表示は正確だと改めて思った。入り口はピン表示のところにあり、出入りに際しては比較的大きいブザーが鳴る。中には客がふた組しかいなかったが、駐車台数は7〜8組かと思った。従業員は4人はいそうで、一人は注文を受け付けるおばあさん。ソバを狙ったが、意外と品数が少ない。今回は、とろろご飯のソバ付き(1100円)を試してみた。

石油ストーブの脇に陣取り待つこと数分。来ました。まあ、予想通りという構成の内容で、安からず、高からず、昔群馬の鍋屋旅館の夕食に必ず出されたようなソバは打ちたて、茹でたて、とは程遠い品の感じがしたので、今度は山菜ソバとかモリソバなどを試してみたいと思った。りんごは美味しかった。
出発地が違っても帰ってきたら、1キロも走行距離は変わらなかった。2000回転以上をキープしたし、熊谷で20分くらい渋滞中を車と同じように移動したので、悪いだろうなと思っていたが、案の定。



18.07あたりの燃費結果となった。思ったほど悪くはなかったが、マニュアルにある通常燃費の19.2には及ばなかった。

バッテリーを変えてわかったことは、満タンにしても7L未満だったのに、バッテリーが死ぬ前は、燃料警告灯が点灯していたこと。おやと思ったが、10日以上放置していたので、どのくらい燃料が減っているか思い出せなかったが、メーターのリセットは一方の積算計は数字が残っていたし、とにかく起動してからは一度も警告灯は出なかった。

バイク屋さんからはこんなメールが届いた。

バッテリーを新品に交換しますと、ほとんどの車両で
アイドリング回転数が上がります。
電圧が高くなり燃焼効率が上がるためと思われます。
燃費の向上も期待できますので、・・・


などと書いてあった。それで、今日も墓参に使ったが、トルクアップは少しあるように思った。昔CB1000で、最初の冬の最中、弱ったバッテリーを新品に交換した時は、セルボタンにちょこんと触れると瞬間に起動し、新旧の能力差にびっくりしたが、今回はそう言った変化は特に感じなかった。だから充電不足と10日以上放置したことが最大の原因か!?と思ってしまう。

まあ、国産のように敏感に感じが変わらないのがハーレー的というのかもしれないが。



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