日曜日, 11月 01, 2015

ハーレースポーツスターで秩父路紅葉紀行

このところ、福島の動物たちは一応皆元気で、除染作業に手間が掛かっており、見通しがはっきりせず、また私が顔を出しても、何も始まらず、むしろがんばる福島に寄付をすることが一番だとの認識から、今はあまり行く気がしない。

それより、自分の身の回りにいろいろと気を使うことも大事だと思い始めている。
このところ人に貸したりしていたハーレーも、たまには自分で遠乗りしないと思っていた。
会社の仕事で、木曜日に奥秩父の中津川渓谷へ1日がかりの仕事で出かけた。市道17号のトンネルの道路面を掘り下げる関係から、必然的に地下埋設物もそれに応じて深めに再埋設する関係で調査に親会社の監督員らと出かけた。

今年の雪がまだ残っていた頃壁の崩落により施設が破損、その関係で調査に出かけた時には車は数えるほどしかこなかったが、今回はひっきりなしにバイクや車が通り、たいへん作業的にはきつい状況であった。

最初は道路縁で何人かがカメラを手に、色づいた紅葉などを撮っていて、危ないなと思っていたら、仕事を始めるとどんどん遠慮なくバイクや車が集団で通過していく。

最初に来たのは水平対向空冷の1200が三台と、国産オフローダー2台だったので、珍しいこともあるものだと思っていたら、どんどん同じような集団が次々とやってくるではないか!?

目立った空冷水平対向だけでも10台以上は通過。皆専用ナビをつけ、結構お金がかかったマシンが独特の排気音を轟かせて上へと登っていく。250クラスのオフローダーたちも負けじと元気良く吹かせて行く。仕事柄、それらに目を奪われるわけにもいかず観測に専念はしていたものの、ようし、この紅葉は今が見頃だから、今度の土日あたりはハーレーで乗り込むぞとウズウズしてきてしまった。


大滝の総合支所で、水道の調査で立ち寄って水道管の有無を事前にファクスで資料を送り、返答がくるようにセッティングしたつもりだったが、担当者は皆現場に出ておらず、対応した事務員はファクスってこれですか!?などといってみせるだけ。しつこく水道の有無をたずねると、この場所より上は集落があり、さらにそれより上に浄水場があって、水道管は集落まではあるが、集落がない場所までは伸びていない、との答えだった。

土曜日は休みだがJ:COMという会社がケーブルテレビの機器の電波状況の調査と称して各家庭の機器を見て回るから居てほしいと呼びかけがあるので、家で待機。日曜は予報以上にいい天気となったので、出かけることに。

一枚厚着をして出かけたが、すぐにそれでは体が冷えることがわかった。意外に秋は冷える。会社を出て、満タンにしてちょうど10時にでて、ナビを中津川にセットして東松山へ。そこから高速に乗り、花園インターまで。またバイクでは寄居からは乗ったことはなかったが、時間が惜しいので有料道路を通る。しかし、出口手前600メートルから渋滞。今日の1日を暗示するかのような人・車ので出会った。木曜日ですらこのシーズンあれだけの二輪および四輪の移動があったのだから、まして日曜日においてはなおさらだ。

今年の夏、いろは坂で大渋滞に巻き込まれた時もやはり日曜日だった。しかし、140号に出ると意外にスムーズに進むと思っていたら、やはり秩父警察〜上野あたりは渋滞であった。道の駅はちょうど11;50頃通過。流れがスムーズになったのは秩父鉄道の踏切を越えたあたりから。

しかし、木曜日もそうだったが、ループ橋は舗装工事が行われており、片側交互通行でかなり待たされた。
嵐山での色づき


やがて、中津峡にさしかかる。
この前絶景とおもわれた紅葉はすでに時期を逸した感じだが、相変わらずさらに多くの撮影者たちがいた。


一本の紅葉の脇に女性がずっとカメラを向け続けているので、その辺をウロウロ。すると行き交う車がすぐに周りに止まり、目で楽しんだり、携帯で撮ったりし始めた。川をのぞくとめまいがしたが、ガードレールにはいくつもの落石がバウンズした傷がけっこうある。そこで、始めて振り返るとご覧のような警告がでていた。事故は自己負担ですよといわんばかり。まだここは県道なんだと再認識。この先で二本道を左に取ると市道17号線になり、中津川渓谷キャンプ場となる。


その道へと向かうとすでに渋滞していた。車を避けて前へ進むと渋滞の原因がわかった。よりによってこんな場所に数十人のりの都内ナンバーの観光バスが上へ向かってきており、下りのマイカーとすれ違えず、相互に徐行中。一部に退避場所があるだけの林道なみの舗装路でしかないので、下りのマイカーはしぶしぶ何台もバックして道を開ける。そうした作業の繰り返しで渋滞中。この前の交通状況からこの事態は日曜日なら、しかたないかと妙に納得。バスの乗客たちは大半が老人たち。

この前作業したトンネルの先にどのくらいから集落があらわれるのか、浄水場はどこかを探るのも目的だったので、先へと進む。この時点で出発からちょうど100キロ。標高はこの前みたら高度800メートルと表示された。

するとこのトンネルからわずか900メートルで一軒目の家が右手に現れ、休憩所にはすでに多くの観光客がてんでにテーブルのまわりに腰かけて見物中。ちゃんと中津区だか、中津川区という標識もみえるが、観光バスはこの辺りでかなり難儀。少し広い場所には路上駐車車両が3台縦列にとまり、対向車が数台バックしなければ通行できない。

バスの後ろに泊まること数分、バスがバックギヤモードに入ったが、車体が揺れただけで後退はなかった。すでに女性ライダーを含め、オフローダーが数台まわりに追いつき、待っていたが、やがて、バスをすり抜けて追い越していくので、こちらもそれに続く。民家の入り口に慌ててハンドルを切るマイカーなども数台。これじゃ時間がかかるわけだ。

部落は102.xキロぐらいで大体終わるがまだ転々と続く。大きい(旧式の)制水弁や消火栓なども道が狭いのでやたら目立つ。なるほど、職員がしたり顔でいうわけだ。


どうも今一の紅葉で申し訳ない。ずっと一本の紅葉に10分以上かけて撮っていた女性が次のターゲットにしていた紅葉。



申し訳ないので、対岸の紅葉を一枚。5Xモード。

終点にはすでに観光バスが数台ならび、マイカーは数十台。バイクは十数台は来ていた。こまどり館とかいうらしいが森林科学院などという文字もみえる。駐在所もあって、そこで始めてかってsho さんたちとツーリングで来て、このあと上野村近くをまわりぶどう峠を越えていった時の記憶が蘇った。この辺で出発から103キロ程度。

その先も見たいとどんどん行くと道は舗装が途切れ砂利道となり、トンネルではなく17号隧道などと変わるので狭い道でUターン。ゆっくり戻ることにする。それでもオフローダーたちは何台か奥へ奥へと進む者たちがけっこう居る。川を越えて対岸へわたる者もいたが、敬遠した。

この終点からようやく綺麗な紅葉が現れだした。三日前の下流でみた紅葉に近いのかも!。



下の渓流では釣りをたのしむ観光客も。


この先はどうなっているかって?トンネル内はむき出しの岩が露出。路面もあらく、軽いオフローダーでないと無理と判断して引き帰す。実は夕方にはオイル交換を予約してあり帰りを急がなければならない事情があった。

またこまどり館に戻る途中に何枚か。





そして、引き返しちゅうなので、正確な距離は不明だが、集落の終わりからしばらく上へ来たところで、簡易水道施設がある。


こまどり館のまわりにはトイレ、駐車場、散策施設などがあり、こんな案内も。





市道で初めてのトンネルがたしか出会いトンネル。その手前を右に向かうと県道のまま雁掛トンネルへむかうらしい。



ここで青葉大根飯などのメニューが330円くらいから表示されていたが、先を急ぐのでスルー。メニューの最後に寄ってくんな、などと書かれていて野趣が感じられたが。

大滝総合支所を過ぎてしばらく下降するとするとバイク弁当などの看板先の右側にみやげものセンターと食事場所があり、前回も三人でほぼおなじ時刻(14:30頃)に他の二人は盛り蕎麦の大盛り、私は豚味噌丼を頼んだが、上に乗る具は缶詰製品を温めたもので、ネギの刻みがのるだけ。それで1000円は高いよなと思い、今日は他のふたりと同じものを頼んだが、大盛り(プラス200円)でそれだけですかと思わず叫ぶくらい、これじゃ普通の盛りと同じじゃないですか!?という感じだった。それでも頼んだら、祭日料金かなにか蕎麦だけで760円もして大盛り料金を追加してほとんど1000円。

しかもメニューにはざるそばとあるので、期待したが来たものをみると海苔はなし。ただ量だけはあきらかに大盛りといった感じで、食べ終わる頃には、めんつゆが下に数ミリ残るだけだった。


食事をそそくさと済ませ、駐輪場でバッグから買ってあったお茶を取り出し飲んでいると、見ず知らずのスクーターのおじいさん(70位)が今日はこんでますね、などと話しかけてきた。

奥の紅葉の具合はどうですたか!?などと次々に話しかけてくる。なんでも朝9じ過ぎに秩父の駅をでたバスが三峰口の駅に到達するのにさっきまでかかったそうでしたから、などという情報も。木曜日には我々も三峰口で和光から西武鉄道で秩父に来て、三峰口で会う親会社の担当者と10時40分に待ち合わせたばかりで、秩父駅前から数十分で着いていた。

そして、この辺の紅葉の名所は、中津渓谷ではなく、大血側から入っていく太陽寺がいいんですよ、などと教えてくれる。

そこの白いお札が有名で、スケートの真央選手のお姉さんがそれを手に入れ、妹さんにプレゼントしたら、オリンピックで優勝だか入賞したような話まで!

そして最後にこれは何ccですか?とかなんていうバイクですかなどとも。傍にはBMWの水冷式バイクが二台いたのだが、話し込んでいるうちに二台共別れた。800のようだった。

やがて140号を下って行くと、その三峰口駅入り口を少し過ぎて行くと渋滞。一向に進まず対向車もまばら。そのうち数台前の赤のフィットが急にUターンして逆方向へ戻って行ったが、さらに5分ほど待っても進まず、エンジンの熱気の温まりを楽しんでいたが、これではオイル交換に間に合わないと思い、無理して逆行して小鹿野方面へ進路変更。こちらは面白いように走れて、結局皆野の親鼻橋の袂で140号に合流。寄居の手前でまた渋滞が始まったが、なんとか通過。どうせ高速も混んでいるだろうと思い、荒川をわたり、かっての燃費確認ロードで熊谷市内へぬけ、407を南下し、家の方面へ。吉見で燃料ランプがついたので、給油。燃費は18.35だった。

オイル交換は2685円だった。バイク屋さんには無理をしたおかげで、閉店7時に対して6時20分ごろ滑り込んだ。












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