日曜日, 5月 10, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み (英国総選挙に中国系が11名も立候補していた)

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)5月10日(日曜日)
   通算第4534号  <前日発行>
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 英国総選挙の意外な結末、末端では華人が暗躍していた
  二大政党政治は薄まり、日本の多数政党混合型に似てきたのか。
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 英国の総選挙は大方の予測に反して、保守党が単独過半をしめ、キャメロン政権が継続されることとなった。連立相手の自由民主党が少数派に転落し、いきなりスコットランド民族等が大躍進を遂げた。

 牽強付会を承知で比較すれば、日本の政治状況に酷似してきたのではないか。
 自公連立を「保守」とすれば、大躍進「維新の会」が関西の地域性強く、スコットランド民族党の躍進と対比できる。激減した民主党が「労働党」、そして「次世代の会」はごく少数の組織になった。まるで[UKIP]のごとく(Ukipは僅か一議席)。

 底流にあったのは移民問題である。
経済、失業のイッシューは政策論議のトップではなく、移民が享受する福祉保健サービスをどうするか、という問題だった。

英国の福祉を狙ってEUの諸地域から、多くの移民が英国へなだれ込んだ。
 その不満がEU加盟継続を唱えた自由民主党の転落であり、労働党はまともな対応策が取れない能力不足を衝かれた。

 さらに底辺では、いかなる変化が起きていたか。
 英国における「三大少数民族」とはインド系、パキスタン系、そして三番目が華人である。旧植民地からの移民として、もともと英国にはインド系、パキスタン系がせめぎ合い、其の次は旧植民地ナイジェリアからの移民と言われた。

 1997年の香港返還の直前に英国は香港市民24万名の移民枠を設け、それに溢れた香港籍の人々も、あの手この手でなだれ込んだ。かれは英国に住み着いた。

 中国の改革開放以来、「留学」として入り込んできた中国人は、現在EUにおける労働の自由、移動の自由をフルに利用して英国への夥しく入り込んだ。
 倫敦ばかりか、マンチェスター、リバプール、そしてバーミンガムにチャイナタウンが形成された。

五年前の総選挙では「積極的に政治に参加しよう。でなければ発言権が得られない」とばかりに8名の華人が立候補した。いずれも落選だったが、今回は11人の華人が立候補し、一部は善戦した。

おりしも日本では、四月の地方統一選挙で、新宿区議に中華料理店を経営する李小牧が、「華人の発言権を」と主張して、帰化してすぐに立候補した(みごとな落選だったが)ように、移民先で方便として帰化し、すぐに政治的影響力の確保を目ざすというのも、華人らしいといえば、たしかにそうだろう。

英国総選挙の末端で、まだ目立たないが、起き始めた異変である。

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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1238回】                    
   ――「糞穢壘々トシテ大道ニ狼藉タリ」(小室15)
     『第一遊清記』(小室信介 明治十八年 自由燈出版局)

   ▽
 当時の日本では、ポル・ポト政権下で過酷な生活を強いられた女性は極度の栄養失調に陥り妊娠能力は極端に低下し、クメール民族は絶滅の危機に瀕していると報じられた。それゆえ、難民キャンプで多くのクメール人妊婦を目にし、驚いた。まさに百聞は一見に如かず。弁事処の幹部に尋ねると、「人間はバカな動物で、一定の休養と栄養で体力が回復さえすれば、妊娠能力は旧に復すもの」と。続けて、「クメールの男が、我が方の女性を襲う危険性があるから、華人の男は自警団を組織し自分たちの居住区を防衛している」と。

  カメラを持った男が、この難民キャンプの住民は14万人余で、その10分の1程度が華人だ。世界中、どんな街でも住民の10分の1を華人が占めれば、我われ華人はその街を押さえることが出来ると語ってくれたが、確かに雑然として人が犇めきあっているカンボジア人難民居住区に対し、整然と組織化された華人難民居住地区を見せつけけられれば、彼の話に納得せざるをえないように思えた。ニッパヤシ葺きの店舗も華人難民居住区に集中していた。まさに難民キャンプのなかのチャイナタウンである。
 
 戦闘的難民というべきか、難民馴れしているというべきか。おそらく彼ら無告の民の体内には危機に如何に処すべきかというDNAが組み込まれているに違いない。そうとしか考えられないのである。危機の機は商機の機。虎視眈々と商機を伺う者もいたはずだ。

難民キャンプ通い2日目だったか3日目であったか。おそらく中国語を話す日本人がキャンプ内を何やらほっつき歩いていることが口コミで伝わったのだろう。前日と同じようにキャンプ内をあちこち歩いていると、誰かに監視されているような気配。不思議な思いに駆られ立ち止まると、ニッパヤシ小屋の角から17,8歳の女の子が走り寄って来て、いまは見かけることも少なくなった航空郵便用の封筒を差し出し、「キャンプの外に出た時、申し訳ないが切手代を立て替えて投函してくれないか」と。「貧乏学生でも切手代ぐらいは立て替えることが出来るが、手紙の内容によっては厄介なことに巻き込まれないとも限らないから、ここで文面を確認したい。数日後にはバンコクに戻るから、納得出来たら投函するが、それでもいいか」と応ずると、「可以(だいじょうぶです)」との返事。そこで手紙を読んだ。ざら紙に達筆とは言い難い漢字で、概略で次のように書かれていた。

  おじさん、お元気ですか。やっとカンボジアを逃れ、いま私はタイ東部のカオイダン難民キャンプにいます。おじさんが私との血縁関係を証明し、今後の生活を保障すると申し出てくれたら、国連難民高等弁務官事務所がおじさんの許への出国を認めてくれます。どうかおじさん、大至急、私のことを認めてください。飛行機代を立て替えて、この難民キャンプから私を救い出してください。助けてください。お願いします」

 手紙の宛先はカンボジアにとっては旧宗主国だったフランスの某市。そこで尋ねると、なんでもおじさん一家はポル・ポト政権成立以前のプノンペンから血縁を頼ってフランスに移った。いまでは雑貨屋を経営し、それなりの資産を蓄え生活は安定している。一族の遠い祖先は広東省の潮州地方から19世紀末期にヴェトナム経由でカンボジアに渡ったとのことだ。ということは、広東省潮州からヴェトナム、プノンペンを経由してフランスへと、彼女の一族は移動を繰り返してきたことになる。 

口コミの威力だろう。翌日も、その翌日も、宛先がフランス、オーストラリア、アメリカなどの航空郵便を渡される。後日、バンコクに戻り切手を貼って投函した。さて彼らの中の何人が難民キャンプを離れ、フランスやオーストラリア、あるいはアメリカの親族の許に辿り着き、新しい生活を始めることが出来ただろうか。あるいはカンボジアに舞い戻り、現フン・セン政権に取り入りアコギな商売に精出すゴ仁もいるのでは・・・。
《QED》

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 読者の声、どくしゃのこえ READERS! OPINIONS
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(読者の声1)北朝鮮日本人妻について、国会での質問で悲劇的な実状が伝えられたのは多分この時が初めてではないかと思います。
 重要な資料と考えますので、ご存知の方も多いとは思いますが、紹介させていただきます。
 参考資料 1974年5月24日 永末衆議院議員の日本人妻に関する質問
http://hrnk.trycomp.net/news.php?eid=01139
      (三浦生)



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(読者の声2)老生は、貴誌の愛読者であるとともに、歴史小説もよく読むほうです。とくに中村彰彦さんの作品は殆ど読んでいます。
先日の「下関条約120周年 国民と集い」にも参加しましたが、記念講演が中村先生で、その侍精神のバックボーンがあったからこそ、日清戦争に日本は勝てたというお話は得心の限りでした。
 さて、中村氏にはデビュー作『鬼官兵衛血風録』で会津の武士道精神を書かれ、直木賞受賞前の作品に『新撰組』シリーズがありました。このたび、その三十年ほど前の作品が文春文庫に入ったので、すぐに読み直しました。
というのも、従来の子母澤寛の『新撰組始末』や司馬遼太郎の『燃えよ! 剣』など、俗説(中村氏の言う「玉石混淆」)に拠れば、近藤勇より、土方歳三なんですね。
その謝りを中村彰彦氏はあえて、新撰組は近藤勇が中心で成り立っているのであって、近藤勇の武士道と彼の価値観、美意識が支配したという根底的というより、科学的実証には、目から鱗が落ちること数回でした。
そして驚いたのは、この大作の「解説」がなんと宮崎正弘先生でした。たいへん素晴らしい解説で、また分かりやすく、先生がときおり中国や経済評論にまざって吉田松陰や孫子を論じるのは、こうして歴史的素養があることも諒解できました。
   (HG生、さいたま市)


(宮崎正弘のコメント)あの大作は中村さんが年月かけて書き上げ、最初の単行本は、いまから三十年前です。小生はかなりの部分の取材に同行しています。
その後、一度、角川文庫にはいったときに二百枚ほど加筆して、文字通りの古典的な新撰組研究書となりました。このたびの文春文庫入りでは、すこし加筆してある程度ですが、したがって解説もちょっとだけ年月を直してだけです。
中村彰彦『新撰組全史 幕末京都編』と『新撰組全史 戊申函館扁』の上下巻(いずれも文春文庫)となっています。小生の解説も巻末に12ページ、人名の索引も付いています。
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第2章   世界サイバー戦争
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第3章   核攻撃の脅威―米国との核シェアで対抗
第4章   中国包囲網の構築
―「親日国」台湾・インド、カギをにぎる中央アジア
第5章   内部崩壊の画策
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第6章   中露分断工作―ロシアを取り込む絶好のチャンス
第7章   日本国家の自立自尊
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宮崎正弘のホームページ http://miyazaki.xii.jp/
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(C)有限会社宮崎正弘事務所 2015 ◎転送自由。転載の場合、出典を明示
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