火曜日, 2月 10, 2015

宮崎正弘の国際ニュース・早読み宮崎正弘の国際ニュース・早読み トルコと露西亜が異常接近している。

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
平成27年(2015)2月10日(火曜日)
    通巻第4463号 
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 G20財務相会議はイスタンブールで
  直前トルコに飛んで派手なデモンストレーションを行ったのはロシア
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 トルコと露西亜が異常接近している。
 かつて露と戦争を闘い、オットーマントルコ(オスマントルコ)帝国は南北から列強の挟み撃ちとなって南カフカスからバルカン半島、アラブ世界、そして北アフリカの宏大な領地を失った。
 ロシアへの恨みは深く、日本が日露戦争に勝ったとき、トルコは国中がお祭り騒ぎとなって日本の勝利を祝福した。

 それほど反露感情の強かったトルコが、なにゆえにロシアに接近したのか。
 繰り返し小誌でも指摘してきたように、トルコは「ヨーロッパの一員」という歴史認識の下、NATOの重要なメンバーとして冷戦時代はロシアに対峙し、黒海の南端を守備してきた。
NATOの地中海パトロールの拠点はトルコ第三の都市イズミールである。

 冷戦終結後、東西ドイツは統合され、NATOは変質し、西欧はEU、そしてユーロの統一通貨を産んだ。
トルコは当然、ヨーロッパの一員として加盟申請したが、つめたくあしらわれ、ユーロに加えてもらえなかった。

このあたりからトルコの欧州離れが始まり、湾岸戦争、イラク戦争、そして現在のシリアから「イスラム国」戦争を通じて、イスラムへ大きく回帰し、トルコ全土の大学にモスクを建設し、イスラム世俗主儀の一部を、宗教の彩りを加えた政策に切り替える。

 目には見えないがトルコにはイスラム原理主義が深く存在している。
 サルマンラシュディ事件のときも、三十名近い翻訳者や作家、ジャーナリストが殺害された。
イスラム国の拠点地域のシリアへ向かう若者らの通り道もトルコであり、当局は間接的にイスラム国の過激派の兵站ルートを兼ねた。

 エルドアン大統領はオザル元政権のような親米色が薄く、強固なナショナリスト、あたかもオスマントルコ帝国の再来を期するかのような政治的発言が目立つようになった。

 
 ▼新しいパイプライン敷設予定地域を上空からランデブー視察
 
 異変が起きた。
 水面下でトルコに接近してきたロシアは西欧へ輸出する石油とガスのパイプラインの新ルートに「サウザンルート」(黒海西側からブルガリア、ルーマニアを経由して西欧へ)を止めて、トルコ経由とすることを正式に発表したのだ。
 これは日本では殆ど無視されたが、西欧に衝撃を与える事件だった。

 現在は北海ルート(海底パイプラインをドイツへ)を建設中のほか、既存のパイプラインはウクライナルートとセイハンルート(南カフカスからトルコをまたぎ地中海へ)があり、このうえに黒海東側からトルコ北西部を通過し、ギリシアとの国境へパイプラインを繋げる。

 そして2月7日、ロシア国有の大企業ガスプロムのCEOであるアレックス・ミラーがイスタンブールへ現れた。
トルコのタネル・イズデズ(エネルギー大臣)が出迎え、ふたりは特別ヘリコプターへ乗り込んで四時間の飛行を楽しんだ。
イスタンブールから黒海上空を経てマルマラ海まで。ガスパイプラインの敷設予定地を空から視察したのである。

 折からイスタンブールではG0財務相会議が開催される。直前に、これほどの当てつけデモンストレーションはないだろう。
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