土曜日, 3月 03, 2012

"有)宮崎正弘事務所 [メルマ!:00045206]" より 



西村真悟 誇るべき満州  西村真悟 誇るべき満州
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西村真悟 誇るべき満州
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二月二十五日、大阪で満州の方の話しを聞く機会があった。期せずしてその日、産経新聞で、「父たちの満州、『建国』から80年」の連載が始まっていた。
数年前、中共がウイグルに対して強圧的弾圧を開始し、三千人以上のウイグル人を殺戮した時、(その責任者が、この度アメリカに行って大統領と会いニコニコしていた習近平)、東京で、その中共の武力支配に対する抗議集会が開かれた。
その集会に集まった中共に弾圧されている各民族は、もちろん、ウイグルを筆頭に、チベットそしてモンゴルであるが、そこに満州も加わっていた。

満州、マンチュリアンの参加を知ったとき、驚きまた新鮮な思いがすると共に、それが、戦後の日本の歴史教育の欠落に由来する驚きであることを感じた。何故なら、戦後日本では、満州を満州として教えず、中華人民共和国(中共)の東北部として教え、そこを日本が侵略したとしか教えないからだ。
戦後日本では、日本は満州をすばらしい農業と工業の盛んな豊かな大地にした、満州国が建設されてから、満州では鍵をかけずに家を空けても安全になった、とは教えない。従って、我々が再び、満州を自覚することは、中共を知ると共に、日本の歴史を回復することでもある。その意味で、産経新聞の「父たちの満州」連載は、封印された歴史の扉を開く大変有意義な企画だ。

そもそも、万里の長城は何の為に築かれたのか。これを正確に教えられないのが我が国の戦後教育である。現在、児童生徒には、万里の長城は北の騎馬民族が南に侵入してくるのを防ぐために造られたと教えられている。
しかし、これでは、万里の長城が、北の満州族によって建てられた王朝である清朝によって強化され補強されたことを説明できない。万里の長城は、南のイナゴのような支那人が、満州族の故地である満州に北上して雪崩れ込んでこないように築かれたのだ。
つまり、北が南に侵入するのを防ぐのではなく、南が北に侵入するのを防ぐのが、万里の長城だ。我が国で教えているのとは、反対だ。(ちなみに、今のアセアン諸国では、中共の問題を「南下問題」と呼ぶ。つまり、支那人が、金と不道徳を持って南に降りてきて地域に利権の根を張ってゆくゆゆしき事態のことをアセアンでは南下問題といっている)
これが分かれば、中共のウイグル弾圧反対の東京集会に、満州族が参加していたことも分かる。
即ち、チベットやウイグルやモンゴルが支那ではないように、満州も支那ではない。チベットやウイグルに中共が武力侵攻してそこを奪ったように、満州も中共に奪われた。満州は、中共の東北部ではなく満州である。満州を侵略したのは、日本ではなく、中共である。
話しをしてくれた満州の方は、日本に住んでおられる。印象に残ったことを記しておきたい。
我が家は、奉天に住んでいました。私の祖母が、一番嫌ったのが支那人でした。その次に嫌ったのが朝鮮人でした。私も、中華料理は嫌いで、何時も自分で満州の料理を造って食べています。中共の支配によって、満州語を語る人が少なくなりました。このままでは、もうすぐ、満州語がなくなってしまいます。現在、満州やモンゴルの歴史研究の第一人者は、和歌山県出身で京都大学に学んだ宮脇淳子氏だと思うが、先日、彼女と話しをすると、日本の大学で、この分野の講座を設けるところがなく、大学で教鞭を執る機会がないということだった。
しかし、振り返れば、古代からの我が国と大陸との交流として、学校では、ただ遣隋使や遣唐使を教えるだけであるが、その北の満州や渤海との交流こそ、古く根深いものがあり、日本人のフロンティアの心を揺さぶってきたのではないか。源義経が、樺太から沿海州に渡りジンギスカンになったというような伝説が今に伝わること自体、その方面への日本の夢・あこがれを前提にしているのだと思う。この伝統を基にして、昭和七年からの満州国建設があり、そこが一挙に秩序が保たれた豊かな大地に変貌していくことになる。
昭和十一年二月二十六日の2・26事件直前に、日本特派員を命ぜられたル・モンド誌記者のロベルト・ギランは、ヨーロッパからシベリア鉄道を経て満州に入り日本へ来た。 彼は、シベリアと満州の国境の街、満州里に入ったとき、文明の世界に戻ったと感じる。何故なら、そこには秩序があり、ル・モンドもワシントンポストもニューヨークタイムズも読めたからである。またナチスドイツがポーランドに侵攻し、全ヨーロッパを席巻した時、ヨーロッパのユダヤ人の多くが目指したところは、シベリア鉄道を経て満州に入ることだった。
昭和十七年に、七歳の時、両親に連れられてシベリアから満州に入り、日本海を渡って敦賀に上陸し神戸に来た婦人に、二年前エルサレムで会った。彼女は、満州に入ってからの両親の安堵と神戸で日本人から示された親切の数々を涙をにじませて語ってくれた。つまり、満州国は、当時、ユーラシア大陸で、最も秩序が保たれた地域であり文明の行き渡る地域であったのだ。

満州国建設とその発展の歴史を見直すことは、我が国が、世界に誇る歴史の回復だと思う。
アメリカの大統領、ルーズベルトが、満州への野望を逞しゅうして日本との戦争に入りたいという欲望に駆られた狂人(フーバー大統領回顧録)ではなく、我が国が大東亜戦争に負けなければ、中華人民共和国は誕生せず、満州国は肥沃な「王道楽土」となり、東アジアの全ての人民の幸せを確保する「大東亜共栄圏」を牽引していただろう。
以上、満州国建設に夢を抱いた、「父たちの満州」に触発されて。 
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 読者の声 READER‘S OPINIONS どくしゃのこえ 読者之声
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(読者の声1)貴誌3577号「読者の声1(naka)」氏への貴見ですが、「かつて台北市長時代の陳水扁が「次期総統候補」として騒がれだしたおり(96年頃でしたか)、或るルートを通じて「日本の次のリーダーとされる政治家と有力な雑誌で対談をしたい」というのでアレンジ方の協力を引き受け「ついては誰が望みか?」と聞くと「菅直人だ」との返事。唖然として返事もしませんでした」(引用止め)。
とあります。
陳水扁という存在への違和感が、これで鮮明になりました。一種の仇花でしかなかったのですね。民進党への、どことない不信感の根がわたしの体内から動こうともしません。新執行部も同工異曲としたら、嗚呼…。
(SJ性)


(宮崎正弘のコメント)民進党は「新潮流」など、四つの派閥の連立組織ですので、盛り上がるのは「アンチ国民党」という民族感情のエネルギー。ほかの政策は党内で論争がまとまらない欠陥があります。
 ただしご承知のように台湾独立で戦って獄中十五年、二十二年という猛者たちがまだまだ健在です。若い人たちのアメリカ帰り組と、この老齢ベテラン連中との認識の差が問題ではありますが。。。。



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(読者の声2) まもなく震災から一年、同時に九州新幹線開通一周年。九州新幹線のCMは日本に生まれてよかったと思える素晴らしいもので、再度検索したら台湾・中国人のコメントがありました。
http://blog.livedoor.jp/panda_translator/archives/51856177.html

傑作なのが「日本>開通を国民が喜ぶ。中国>開通を政府が喜ぶ」
動員されたわけでもないのに、「延べ525万人の人々がこの広告に何らかの形で協力し、沿線には開通を祝う人々で溢れかえっている。この広告は、地震によって災害と破壊に見舞われながらも、復興へと歩む日本人の心に大きな力となるだろう」
というコメントもあります。
「一方、北朝鮮と中国では・・・」というコメントで紹介されているのは胡錦濤が北朝鮮を訪問した時のビデオ。この映像は初めて見ましたが、「日本と朝鮮のを比べると、日本人は生きた人々、朝鮮は死人みたいなもんだな」というコメントの通り、マンセー、マンセーを叫ぶ北朝鮮の人々、生きたロボットです。

こちらの映像、先導白バイはBMWのボクサーツィンという旧タイプ。
http://v.youku.com/v_show/id_XMjgzMjk2OA==.html

米朝協議で食料支援を表明したアメリカ、いったい何度騙されたら気が済むのか。それとも日本を抑えこんでいくために北朝鮮をコントロールしているつもりなのか、北朝鮮の背後の中国の脅威に対応するためなのか。
日本としてはアメリカがあまり信頼できないパートナーであることが改めてはっきりしたといってもいいかもしれません。
イランの核開発問題にしても、インド・パキスタン・イスラエルが核を保有している現状では、イランとサウジに核を持たせたほうがよほど地域の安定に繋がるように思えます。
アメリカのキリスト教原理主義者の一部には中東でハルマゲドンをおこすことを本気で望んでいる人々がいるといいます。オウム真理教はハルマゲドンを自作自演しようとしましたが、キリスト教原理主義者の一部も同じことを考えているのかもしれません。
アメリカ大統領選挙のたびに繰り返される良きキリスト教徒であることのアピール、同性愛・妊娠中絶・進化論まで問題になるアメリカ、いまだに19世紀の意識を引きずっているように思えます。
新自由主義という野蛮な資本主義を推進するアメリカ、日本は少し距離をおいて置くのが得策でしょう。
  (PB生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)北朝鮮のひとびとがロボットのよう、というのは言い得て妙ですね。アメリカの共和党大統領候補のなか、サントラムに至っては「妊娠中絶反対、同性愛結婚反対」のほか、外交、防衛、貿易、特許、通貨などの論戦ではなにも答えられないんですからね。原理主義をささえているのは背後にいる五人の大金持ち。しかしこれもアメリカ政治の断面でしょう。




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(読者の声3)『Eyewitness to Massacre』(虐殺の目撃証人)という本がアメリカでM.E.シャープ社から出ています。サブタイトルは「南京における日本軍の残虐行為の目撃証人のアメリカ人宣教師」となっています。
この本はエール大神学図書館に所蔵されている、南京にいた宣教師10人が家族や友人に送った手紙などの資料をまとめたものです。宣伝目的が希薄な本音の記録と見ることができますので、もしここに日本軍の虐殺行為が具体的に記されていたとすると、有力な虐殺証拠となってきます。
しかし、案の定といいますか、よくよくこの記録を確かめて行くと、この手紙の中に只の1件も虐殺を目撃したという事が出てこないのです。松村俊夫さんが検証し、その結果を文章にまとめたものが、「アメリカ人の「南京虐殺目撃証人」は一人もいなかった」です。
http://hassin.org/01/wp-content/uploads/NO-AMERICAN-J.pdf

この論文の大要は『正論』2月号、3月号に「南京の平穏を証明するアメリカ人宣教師たちの記録」と題して掲載されました。

アメリカ人が決定的な南京虐殺資料と思いこんでいた資料が、実は南京虐殺はなかったことの決定的な証拠となったわけです。河村名古屋市長が「南京戦はあったが、虐殺があったとは思えない」といわれているのは全く正しいことです。有力な応援資料となると思います。
この英文訳を発信する会のサイトに掲載し、下記の通り、海外のマスコミ、学者、他400名ほどにEmail 発信しました。 
  (発信する会  茂木弘道)
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http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/7858256.html

http://nanjingforever.web.infoseek.co.jp/timperleyjchap4.हटमल
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