土曜日, 12月 03, 2011

Macテクノロジー研究所
というサイトを訪問した。
副題は
Learn a Lesson from the Past.
と書かれており、一目見てこれは中味に価値があると思って拝見した。
http://www.mactechlab.jp/from-mactech-with-love/2253.html

中味の一部を引用させていただく。

これは過去二十年以上前からMAC雑誌や関連書物などで繰り返し述べられていたことなのだが
それが私にも改めて新鮮に感じる記述として生彩を放つ中味と映るのである。

噂に聞いていたゼロックス研究所で開発されていたMACの前身であるコンピュータシステムを次期アップル社の目標をどこに置くかをリサーチしていたジョブス一行が見学に訪れた様子と、その思い出などがYoutubeも含め載っているのである。



『当初アデル・ゴールドバーグと仲間たちは、前回同様に害のないデモを見せてS.ジョブズたちを追い返そうと考えたらしい。アデル・ゴールドバーグはApple社の能力と意図を知るよしもなかったが、技術者の本能と自身らが開発し育てたSmalltalkの重要さと大切さを知っており、特にプログラマーにそれらを見せるリスクを恐れていた。彼女は何とかしてゼロックス社自身にAltoとSmalltalkを正当に評価させ、これを世に出したいと考えていたらしい。』などというくだりを読むと、科学の発見と同じく丁度良い時期に、ちょうど良い人がちょうど良い場所に居合わせないと、今までに認められていなかった新事実が公開されるようにはならないのだという運命の宿命を強く感じるのである。
この二枚目の引用画像の最後にも、『Lisaは使って楽しくなければならない』とされている。


以来、この方針はずっと守られて来ており例えばアメリカが運営しているVOAの番組でも、ジョブスの追悼記事が載ったが、冒頭に『Steve Jobs made technology fun.』としてある。ジョブスがテクノロジーファンであることは間違いなかろうが、そういう意味ではなく一般には予備知識や経験の裏付けが必要なテクノロジーへの接近自体がファンである、ということを言っている。

日本語ではいちばん大事なことを最後に言うことが多いが、英語では最初に持って来るのが通例であり、日本語の教科書を英語の教科書に書き換える時も単に和文英訳では駄目で、そうした順番の変化も大事らしい。

ともあれ、アップル社の基本大原則が伝統となったおかげで我々は今日一層便利になった製品群を楽しむ事ができるわけである。

『iPad2 完全活用マニュアル』ソシム株式会社 を購入した。中味は索引を含めて287
ページもあり、まず分量の多いのに驚いた。iPhone購入時にもまわりにほとんど情報源がなかったので、数冊買ったがiPhoneの経験を加えても、どうも思うように行かないと感じていたのでネットで注文した。Safariの使い方だけでも8ページもあり、それも70ページ以降からであり、まず機器の基本を正しく理解しないと、直ぐには読みこなせない感じですらある。

いくら人生経験やパソコンであまり不自由しなくても、ある程度の理解と予備知識がないと追いつけない年代になったことを痛感する。しかし、ワクワク感はついて回っている。

で、手っ取り早く楽しみたくてこんなアプリをインストールした。12月に入り展覧会ポスターも更新されそれを見ていたら最後のほうにそれとなく紹介されていた。
http://artscape.jp/exhibition/pickup/index.html

この展覧会紹介アプリもiPadで見るのはiPhoneで見るよりは数倍楽しい。しかし、楽しんでいると、やはり人生は短く、技芸は永いというか永遠であるという古人のたとえが浮かんで来てしまう。

Ars longa, vita brevis という言葉は
http://en.wikipedia.org/wiki/Ars_longa,_vita_brevis
によればギリシア語源からラテン語への翻訳ということで、本来はヒポクラテスの言葉とされているらしい。
ギリシア語からの翻訳は以下のようであるらしい。

Life is short,
[the] art long,
opportunity fleeting, (機会は失せ易く)
experiment fallible,  (実験は誤り易く)
judgment difficult.    (判断は困難だ)

ということのように理解したが人生の真実の一面を余す事なく述べているように感じる。

原発事故にしても、今後の対処にしてもすべて人間個人の判断は、結果責任がついてまわると
いうことを述べていたわけであろう。








無料アクセス解析

0 件のコメント: