土曜日, 3月 05, 2011



大体ようやく日曜日は半日ぐらい休めそうだな、と感じたとたんその予測は破られた。昔の海軍の訓練を月月火水木金金と謡った歌が流行った時代があって、私の勤務もそれに習えば月火水木金金土ぐらいか!?などと思ったりしたその直後、ヘタをすれば月月火水木金金に戻りそう。いつまで続くぬかるみぞなどと言われた時代もあったが、その思いも強い。おかげで金金金~という響きだけは威勢がいいのであるが。

余談だが、日本海軍が九州のある湾を真珠湾に見立てて攻撃の猛訓練をしていた時代があって、当時の航空機から投下する魚雷は、真珠湾攻撃は無理と言われていたそうな。湾が浅く、戦艦などの底も岩礁に接触しかねないほど浅い所もあったようなことを何かで読んだ(おそらく、小室直樹氏の書かれたもの)。当時の魚雷は航空機から水平に投下しても数十メートルは沈んでしまい、攻撃は無理!となっていたのだが、なんとか10メートルぐらいまでしか沈まないような技術改良をして、開戦にこぎつけたという。米軍はそんなわけで、大統領はなんとか真珠湾あたりを攻撃してもらいたいなと何年も願っていたというが、当事者は夢想だにしなかったに違いない。おまけに現地時間では12月7日は日曜日。そこで、異音に気づき、目をこすってみてみれば、水面に水柱がいくつも立ち上り、翼のマークは日章旗。This is not a drill!という通報が連中がいかに仰天したかを思い知らされるような気がする。もっとも中央政府では、お茶会を開き夫人たち同伴で、真珠湾の実況中継をやっていて、真珠湾の司令官には事前に知られないようにしていた、という。キンメル司令官は手落ちがあったとして軍法会議にかけられ有罪、その名誉が回復したのは、まだつい最近のことである。

さて、土曜日金曜日に納期を一週間早められた物件ももあっていつものようにバイト氏と出勤。急ぎの春日部を終わらせて川越の現場へ。きらいなNHKのドラマで取り上げられた舞台となった建物付近である。測量現場としては迷惑な現場である。

春日部から川越につくともう昼であった。16号から県道へ入り何処で食事をしようかと悩んでいたら、肉汁うどんののぼりがあった。以前から、いつか来てみたいと思っていた店だったので、バイト氏と一緒に腹ごしらえ。定番の肉汁うどんの中を二人とも頼んだ。750円で量も多すぎず少なすぎず、汁は甘味があっておいしかった。

さて、これから現場へというときに、店の脇にCB400が止めてあってバイト氏がこれで400ですか、あなたのバイクと同じに見えます、などという。おまけに、マフラーに名前が書いてある、あ、森脇さんという人なんだ、などという。(笑い)

その時は気付かなかったが、登録は二年前で、今年の10月が車検となっているがETC装置を見ると私のと同型の古いタイプ。おそらく、以前のバイクから付け替えたのではないか。私も明日、いよいとSC54にSC30時代のETCをつけてもらう予定である。


現場へ着き、やっとの思いで駐車場を見つけたが、15分で100円。ところがその付近のどこが現場かわからない。屋号だけが載っていて、後は地下埋設物の資料だらけ。前回の時の経験にかんがみ、まず売り子の人に二回ほど尋ねてようやくこの角から35メートルなどと範囲が判明した。とにかく人通りが激しく、器械に接触されないように場所を選んで始めた。中には、テレビカメラかなにかと勘違いしている人までいた。


ここで、初めてさきほど見たと同じCB400SFが走り去る音を聞いて、あ、SC54と同系統の音だと気づいた。そうか、最近のHONDAは皆この系統のサウンドで味付けしているのか、と思った。少々味気ない気もするが、騒音への配慮は悪い事ではない。

車も多く、人通りも波があって、来る時にはかなりかみ合う。そのうち緊急車両が通ったが、すぐそばで人身事故まで起きていた、とは気づかなかった。先ほど道を聞いた焼きおにぎりを道ばたで売っている人のすぐ傍で、起きたらしいが、後で見物人から事故の状況を聞いて驚いているのが耳に入ったりもした。それからようやく警察車両も去って行った。

それから今度は、スズキの隼が飛んで来た。爆発音が一個一個数えられるような音を響かせあっというまに去っていったが、どういうわけか、その時だけ、車も空いていて、サーと流れるように去っていった。下の画像にあるように、隼のブルーのロゴがやけに目についた。後で考えてみると、このブルーの隼お見るのは初めてだ、と思った。新幹線はやぶさも時速300キロだという。(現行)一部マニアからは指定席があっというまに売り切れるほど人気があった、そうだ。

白いジャケットと黒い革ズボンで飛び去って行った。音は大きいが、音質は性能を彷彿とさせるに十分なものだ、という印象。これはこれでいい音だとおもった。その後また混みだしたせいか、黄色のDucatiがゆっくり人の流れにそってLtwinサウンドを奏でながらトコトコと過ぎていった。昨年の夏以来、最近のバイクの音は静かなものが増えたなあ〜というのが印象的。

その耳に残った静かな高性能へのあこがれが、車種決定に作用したような気がしている。




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なかのひと

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