日曜日, 11月 08, 2009

翌朝、さっそくできあがったプラグを2番、3番シリンダーに取り付けて、全シリンダーにヤスリでスリットをいれたプラグを取り付けて走行してみた。さぞかしトルク感が出ていることだろうと、期待したのだが、意外なことに1番と4番にだけ取り付けた昨夜よりかえってトルク感は減った感じが走り出してすぐわかった。おや!?と思った。しかし、充分暖まれば本来の調子はでるだろうと思ったが、朝の通勤ではそうしたチェックもままならなかった。

それで、夜満タンにして、走行テストを試みたが、渋滞に阻まれ燃費テストどころではなかった。そして、エンジンが充分暖まると、静まってきた感じの振動が、却って大きくなっていることにきづいた。過熱気味でも無いのに、吹けはよくない。それで、40キロほどして燃費を計ったら過去最悪のリッター10キロちょっと。おいおい、嘘だろう〜〜!?。それで、翌朝2番、3番のプラグを外して焼け具合をみたら、効果も何も発揮しようがない、ヤスリでスリットをいれたプラグフックあたりは真っ黒で、通常の焼け具合と何の変化もない。それで、すぐ外しておいた、イリジウムプラグに戻した。私が名付けたイジリウムプラグは、すぐにお倉いりとなってしまった。

それで、さっそく走行テスト。走ってみると明らかにトルクフル。いつもの定置燃費コースへ行き、出勤するにはちと時間がきついので、すいた早朝の国道を飛ばして燃費をみると、12.5であった。これで、残りも全部イリジウムプラグに戻すことに。会社にもどり、タンクをリフトし、1番、4番プラグも外したが、こちらも真っ黒。それで、残っていた以前付いていたイリジウムプラグをみると、電極のまわりはまだマシなようで、全部ノーマルに戻して、走行テストを時間がないが、一回りしたら、さすがに調子がよい。

あのネットの記事がガセかとも思ったが、スリットをいれた部分のフックが真っ白にやけていたので、たしかにそれなりの効果があったのだろうとも思える。

少し走ってふと思いついて、4本あったシリンダーヘッドアースも半分にしてみると、発進は少し弱いが、エンジンが回り出すと、俄然調子がよくなることを確かめた。4本のうち、2本づつセットで作ってしまったので、一本とか3本とかには、セットをばらすしか出来ないようになっている。

ノーマルのアースコードを外してシリンダーヘッドアースだけにしたら、いちばん調子のよい、3番プラグは、少し黒さがへっていることに気づいていた。2番、3番はタンクをあげないでも外せるので、3番プラグは時々チェックはしていたのである。きょう、4本を2本に減らしたのは、以前書いた燃費のことを思い出したからである。
http://yhsvtex.blogspot.com/2009/07/15.html

このとき、燃費を18キロと書いてしまったが、それは燃費テストをしたとき、リセットを忘れ、そのときのオドメーターは34キロ(走ったコースからいつでも確認できる距離)になっていたので、走行距離から34キロをひいた222キロで14.2リトルの消費だったから、修正燃費は
16.5キロほどであった事になる。これは通勤と町中の走行で達成した値としては、過去最高であり、まだ再度確認はとれていない値である。シリンダヘーッドへ一本ダイレクトでアースし、通常アースもそのままで達成した値である。

その後、7月20日に野辺山方面へ合同ツーリングへいったら、またその効果が途切れてしまった。それで、またシリンダーヘッドアースを増やして少しは良くなったと思っていた。しかし、sho様と、かねごん氏の北海道ツーリングの見送りをかねて、磐梯山方面へ高速ツーリングしたとき、しんがりを務めていただいたsho様から、私が高速でかねごん氏に追いつこうとダッシュをはかるたびに、マフラーから黒い煙(カーボン)が出ていると、指摘され意外な気がその時はしていたが、最近になってマフラー出口にもカーボン沈着がはっきりとわかるほど厚くなったなってきたことに気づいて、カーボン掃除をした。

しかも、最近定置燃費コースは走っていないが、振動は消えて来たものの、燃費は全然良くなっていないことも疑問を持っていた。それで、ノーマルのアースを外して、強制的にシリンダーヘッドを介してしか電流が流れないようにしたら、少しプラグの調子がよいように感じた。電気は、通りやすいところを通ってしまう性質があるそうで、ノーマルのセルモーター基部に通常のアースもつけたままにしておくと、シリンダヘードにいくらアースをつけてみても、やがてバランスしてしまい、あまり効果がないようになってしまうのでは、と思い始めている。

それで、一本だけでもシリンダヘードへダイレクトにアースをしたとき、エンジンはかなり調子がかわり、アクセルを開けないでも走る感じが強くでてきたが、数日後の合同ツーリングで全開にして走ったりしていたら、その効果は消えてしまった。電気がバランスしてしまい、もとのアースを通ってしまう結果になった可能性を考えた。けさ、ふと思って、アース線を減らしたのは、銅線を増やしてわずかでも電気抵抗を増してしまうことを考えてもみたからである。しかも、この最良燃費時は、まだにんじん君だけで、ミラクルパワーはつけていなかった。それでトルク感はまだ細かったのだが、回転はよく伸びていた。そのことを思い出してとった処置であったが、夜調子をみたら、やはりよく吹けてくる感じがする。あまり開けないでも回転の上昇がともなう感じである。そして、振動も増えてはきていない。この回転のあがりやすさは、急にスズロイが効きだしたような感じもある。

電気系のコンディションは、極めて微妙かつデリケートだと思った。漏電があったり、キルスイッチにグラブが触れただけで、エンジンが停止したりと、少し不思議な動きをした車体である。ワイヤハーネスは一新したが、プラグ電流には直接関係はなかろうが、クランクケースなどのボディを流れる電流は目に見えず、強制的にプラグ周りに電気を流してやる措置を講じないと、すぐに設計時のもとの状態に戻ってしまうようである。

この推測が当たっているかどうかは、燃費テストの結果と、プラグの焼け具合であろうと思われる。

2 件のコメント:

sho さんのコメント...

Natureさん、ブログ拝読。

『イジリウムプラグ』は期待はずれだったようですねぇ・・・。結果次第では私も試そうかと思っていたので残念です(^^ゞ

それに電気系統はとてもデリケートなんですねぇ。電気系統、プラグ、スズロイなど複数の条件を同時にいじるのは、なかなか大変でしょう。

こちらは先月下旬にノーマルプラグの新品に交換しました。特に低回転時のバラつきがなくなったようないい感じです。
ただ、今日の満タン燃費は17.0㎞で、ほとんど昨日の奥多摩ツーリングの走行時のものだった割には悪かったので少し意外に感じたところです。

まあ、1回限りの結果では何とも言えませんけどね・・・。

nature さんのコメント...

sho様、こんばんわ〜、コメントありがとうございます。

この試みで、プラグが真っ黒でカーボンがたまるのは、プラグ電極への電流の供給不足がまず第一の原因だろうと推測できた点は、収穫だったと、今は思っています。

ただ、イジリウムプラグは、これまでの私のシステムでは明らかによくなかったからといって、他のシステムでもそうだとは、断言できませんから、みな大した手間や元手いらずでできますので、一度くらいは試してみてはいかが!?かな、と思います。実はあとできづいたのですが、新品同様のプラグではなく、かなり走り込んだものであったのです。

それに全体が真っ黒で、燃え方が悪い状態でしたので、スリット部分が白く焼けている状態など実現できようはずもなく、テスト以前の状態で止めてしまったからです。

スズロイはもういじる必要はほとんどなく、あとは蓄積効果を待つのみです。イリジウムプラグは、10万キロの耐久性と燃費アップ効果あり、ということで、踏み切りましたが、やはりいいと思いますね。

プラグが真っ黒という経験は、今まで一度も経験した事のない結果で、これまでその対策を真剣に考えてこなかった事が悔やまれます。