木曜日, 10月 15, 2009

昨日、車で調査の仕事に出ようとしたら、前夜の納品物件の手直しを要求され、半日弱つぶれてしまった。新しい仕事が大がかりに出る計画があり、私の物件担当者がその件で、研修のため一週間ほど出張のため、私の納品物も、別の担当者がチェックしたため、意見の食い違いや感性のちがいなどで、前の担当者からは聞いたこともないような、指摘を受けたりとお互いPCの画面をにらみながら、どこをどうする、こうするなどのやりとりもあった。

そのため、その日、どうしても回っておきたい分だけでも確実に回るためには、バイクで行かざるを得なかった。必然的に、かなり先へ、先へと車列をすり抜けて、信号の手前に行くようにしないと、二重手間となってしまうから、相当覚悟してでかけた。車なら、社内で飲んだり、パンやおにぎりをつまんだりもできようが、バイクではそれはかなわない。雨が夕方降るかのしれないが、かまっていられない。気温が20℃いくかいかない程度の日で、トイレも近くなりがちで、水分も控え、昼飯も取りやめて、ひたすら目的地へと急ぐ。

そのため、もう少し必要かもと思って様子を見ようとしていたが、また小さなスズ片をタンクに投入、ハードランに備えた。
月曜日のツーリングでのハードラン中は、あまり感じなかったが、火曜の出勤の再、エンジンをかけてみたら、まるで昨日とはうってかわって、鉛成分の悪影響がモロに感じられる感触であり、まだ足りないとばかり、その晩の納品時に、足したのだったが、足すとすぐ効果がでるのだが、一夜あけると少しはましだが、まだ不足がちを感じていた。

入れすぎないよう、小さくニッパで、四角く粒状に切り刻んだものをいれるのだが、投げ込む際にタンクの底に沈む際に、どうしてもメインフレームをよけるように作ってある盛り上がったタンク内部の注ぎ口付近の金属面にあたりながら、ころころと転がりおちる。その際、切り出して、ギザギザになった突端が、鉄板にあたり、タンクのそこで揺すられたりするより幾分余計に細かな粒子がタンク内に散るらしい。

見たわけではないが、その後のエンジンの変化からいえることである。その日も走り出して500メートルいくかいかないかで、なんだかエンジンに何かか詰まったようながさごそする感じがしたと思ったら、ガリガリという何かを囓った感じがし、エンジンのふけが悪くなった。おいおい、これから飛ばそうと言うときに限って、これかよ?とおもったが、エンジンが止まるわけではないので、当面だましだまし走らせるしかない。

すると様子をみて走っていると、1キロいくかいかないかで、急にそれまであった鉛がすっかりとれたようにエンジンが軽快に回りだした。それでも用心して走っていると、まるっきり鉛成分がとれたように感じた。さっきの何かを囓ったような感じは、べったりついた鉛成分がはずはがれた、と思ってしまった。あ~、以外に簡単なもんやね~、これも先日のハードランの効果か!?なんておもい、軽く回るエンジンを愛でつつ、あちこち回った。バイクのおかげで、4時までに入構しないと、調査は受け付けないという場所があり、どうしてもそれまでにつかなければならないと思い、走りに走った。それで、4時01分頃になとかセーフ、滑り込んで、OKとなり、鍵を開けてもらえた。

そんなわけで、出かける前に100キロほど走行していたのだが、150キロほど走ると、あれほど調子がよかったエンジンが再び重くなりだした。それでさっきの鉛成分がとれたと喜んだのはとんだ勘違いで、スズの比較的大きい粒子を囓り、それがつぶれて周囲を強制潤滑したためだと判断したのだった。なにしろ180℃ちょっとで、スズ片は溶けるのである。ハンダでも190℃ちょとのはず。そういう比較的大きな粒子は、投入した際のショックではずれただけで、あとは通常の超微粒子しか、ガソリンに運ばれてこないから、すぐに溶け去り、消え去り、通常の成分濃度に戻る。それで、その前までの調子の良さは陰を潜めてしまう。

なーんだ、まだ足りないのかと、気落ちし、がっかりしたが、とにかく走り続けなければその日のノルマはこなせない。最近は、バイク乗りが相対的に減少したせいか、狭い車間にしゃにむに割り込むと、幅寄せなどする車はまずないし、目立つせいかよけてくださるありがたい車もすくなくない。こちも必死で時間と渋滞の予想とを見比べ、ここまで何分、それからあと15分であそこまでと走っていると、だいたい一分ほどの誤差で、各地点を通過できた。

それで、投入から90キロぐらい(オドメーターで190キロ)あたりから、またあの重さが少しづつ解けてきた感じがしだした。よくなった地、悪くなったりをくり返しながらであるが。

それは180キロあたりから始まり、190キロぐらいではっきりと鉛の影響からほぼフリーとなった。それで、リザーブ近くになり、タンク内のガソリンが減り、ガソリン内に解けだすスズ成分がガソリンの多いときより相対的に濃くなったため、効果が発揮されだした、と考えた。それで、再び快調に、時間内に仕事もすんだし気持ちよく帰ってこれた。

リザーブに向かうにつれ、ますます調子はよくなる。しかし、臭いはもうほとんどない。しかし、渋滞した町中を飛ばしにとばしたので、燃費は11.8キロと、8月16日に都内で記録した値と同じだった。

だいぶ濃い(スズ濃度)のあと、20リットルものガソリンをつぎ足したので、急激にタンク内濃度はさがる。スタンドをでてすぐにあの調子のよさはだいぶそがれて、また鉛成分のブレーキング効果は感じられた。

翌朝、また通勤で乗り出すと、予想よりはるかに前日の過剰だったスズ成分のおかげか、差伊予からちょうしがよい。それで、適正濃度一歩手前までようやくこれたと思った。過去の経験から、満タンにしても20キロ近く走ると、スズ効果が出てくるので、昨日スズ効果が出だしてから50キロ近く過剰で走っていたので、効果が減っていくのと、新しく効果が出てくのとがオーバーラップしているところまで来たようである。夕方もあさとまったく変わらず、快調だ。

もう少し増やす手もあるにはあるものの、鉛成分の挙動も関係してくるので、迂闊にやると入れすぎになってしまう。
なかのひと

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