土曜日, 6月 06, 2009



さて、ガソリンタンクに入れた自作のスズロイ、濃度管理がまだ試行錯誤中で、いくつぐらい投入したら、最適かの問題がずっと付き纏っている。

ガソリンを満タンにした直後は、直前にくらべて溶け出したスズ成分濃度は、急減する。この変化が悪影響は与えないとしても、乗っていて明澄に感じられる点が、このスズ錠剤の欠点でもあり、そこの長所が顔を出している。

前回、クラッチ交換した際に、全部とり出して、様子を見ようとしたが、スパークの強弱でも、過剰度の判定が揺らいだりするので、もう少し現状で様子をみることにした。しかし、いつも満タンにしt30キロぐらいから、滑らかになってきて快調がつづくが、濃くなってきて、あまり快調ではないように感じるまで、数十キロしか持たない。あとはこもるような過剰濃度になってきているな、と嫌でも感じる傾向がはっきりした。鉛臭さはほとんと取れて、低速でのギクシャク運動はないのであるが、調子がどんどん変化するし、見きわめがむずかしい。

電装系も改善されて、始動性は極めてよく、スパークプラグも強い火花が飛んでいるようだ。以前は1500回転を下回るとあきらかにライトが暗くなったが、今は却って明るいくらいだ。ホーン音量も、音質も過去最高。というわけで、過去の燃費低下は、電装系の悪化によるスパーク能力低下は主因だと、最近思うようになった。
http://blogs.yahoo.co.jp/kanaduka/folder/715969.html?m=lc&p=2

にもあるように、同型車でもノーマルに近い状態で、燃費はリッター16位はでるというレポートがあって、買ったときはほぼノーマルでも自分のも15位は出たので、一度タンク清掃をかねて、ゼロの状態で、どの位の燃費なのか知りたくなり、リヤブレーキ交換の際に、全部投入したスズ錠剤を取り出してもらった。

事前のヤマカンでは、今の投入量の半分以下なら理想的濃度となる、位の読みだった。しかし、バイク屋さんがいうように、最初のハンダロイを除去する際に、1個か2個はすき間に挟まり出てこなくなった、という報告が気になっていた。スズロイも入れていたので、残った1
個か2個がどちらかもわからない。

仮に、2個とすると後からいれた3個と合わせると5個、半分にすると2個が適量、もし勘違いで残っていなければ、半分以下だとせいぜい一個が適量となり、その辺の見きわめが難しい。

今後、もし入れるなら、一個からはじめて様子を見る必要があるし、無しでどのくらいかもデータを見てみたい。それで、また、頼んで取り出してもらった。

すると結果は、・・・出てきたのは4個、しかも色の違いで、ハンダロイと判明する。矢じりのような形から、狭いところに引っ掛かり残ったものなのだろう。それで、振動で少しづつ細部が削られ、余裕が出たところで、引っ掛かりからはずれたのだろう。細かく見ると、随分と偏って細部が削れた後がある。最近外れたばかりのようだ。タンク内部にそうそう引っかかるような場所は多くないだろうから、もう残っていないと思いたい、・・・。

満タンにしてから40キロぐらいで預けたので、スズロイが効き出したあたりの濃度のままで、これ以上増えていく見込みはないが、完全に抜けるにはまだ数日時間がかかる。今日は、隣の県まで出かける予定があり、燃費が楽しみだ。

まだ、取り出した実感のわかない走行フィーリングであるが、調子の変化が少ないのは、やはり魅力。何事も急いてはならない、ことを噛みしめている。今の感想を言えば、モータロイ系は、エンジン保護の目的がメインでいいんじゃないか、ということ。摩耗防止的に、ごく少量あれば、それでいいのでは!?という所に落ち着くかどうか、といったところ。純正でもリッター1キロ伸びれば、御の字というところではないか?などと書いてしまっている。

そして、今日千葉〜茨城と資産関連の用で、回ってきた。もちろん、タンク内のスズ錠剤はなし(の筈)。ただ、スズロイが気持ちよく効き出した値の半分ほどの濃度になっていたはず。それで、走っていると、今いち心もとない走りで、いままでこんな濃度の状態はなかったぞ、とエンジンが文句を言っているよう。そして、千葉へ行った帰りに、野田〜柏あたりから高速に乗り、鉾田市方面へ。高速を土浦で降りて、山道へ行くというので、6号線ぞいの110円のセルフで給油。燃費は12.7だった。

そして県道354号線をつかって鉾田市へ。用がすむと、そばに国道51号線があるので、大洗までひとっ走り。そこから国道50号で小山経由で帰ってきた。小山市内で111円のセルフで給油して燃費を出したら、13.7だった。

ちょうど携帯に着信していたので、スタンドの隅で電話をかけたりして、50号へでると、今までよりいっそう調子がよい。スズ成分が殆どなくなったからだと思った。そして、調子を見ながら走ってみると、ハンダロイ、スズロイともに、過剰に入れたという量的なミスマッチがありその弊害は気づいたが、今日のような低濃度でも、ある程度成分が入っていると、ピュアな、あるいは極めて薄いスズ成分のガソリンと比べても、やはりなにかおかしい。燃え方が違うのである。明日給油して、さらにピュアガソリンに近くなると、もっと変るかもしれない、と思った。

簡単な算術で考えてみよう。今日の走り出し濃度は、昨日給油したので、通常スズロイが効き出す感じがする濃度のおよそ半分である。高速をおりて、一回目の給油でも13リットルほどだから、また半分の濃度となる。さらに、小山市内で給油、ここでも13.xだったから、さらに半分と見積もると、なんと、スズロイが効き出す濃度の1/8ぐらいまで下げて、ようやく試作モータロイの、燃焼への悪影響から逃れられる、という計算になる。

当初、半分以下に減らそうとして取出をお願いしたのだった。でも多すぎたら、困るので、最低一個だけ戻して走行しようという計画だった。これだと、実際は4個入っていたので、粗く見積もって、スズロイが効き出す濃度の1/4
であり、いままで4個で満タン後30キロ位で効き出す、とすれば、120キロ位走行しなければ、効き目が出てこない計算となる。

今日、走行してみて、スズロイのガソリン中の濃度が、これまでの1/8以下ぐらいまでさがると、実に加速が滑らかで気持ちよく、300キロ以上走行したにもかかわらず、あまり疲れなかった。それで、その濃度でスズロイを使おうとすると、0.5個以下であればよい計算となり、予想より遥かに少ない量ということがわかり、がく然とした。

つまり、スズロイの滑らかさを得られる濃度まで入れると、ピュアガソリンにくらべて、燃焼に何か問題がありそうなのである。今日、まだピュアガソリンまでに至っていない1/8濃度では、燃焼が快調で、電装系やイグナイターの働きが絶妙なのが、久しぶりに了解できた。ワイヤーハーネスを取り換えれば、もっとイグナイターの効果がでるはずと思って修理に出したのに、帰ってきたのを乗って感じたことは、そうした効果が感じられず、がっかりしたのは、多分、スズロイが多く入り、ガソリン中の濃度が上昇し始める時期だったのではないか、と思い至った。

今日、タンク内濃度が1/2、1/4、1/8という3段階濃度で走ってみて感じたことは、1/2濃度では、振動が多く、吹けに一瞬のタイムラグがあり、音も大きいと感じた。1/4濃度では、身体が慣れたのか、エンジンがなれたのかわからないが、比較的スムーズに回り出した、と感じられた。さらに1/8濃度では、スタンドの外へでると、すぐ信号で、後ろに4輪を従えてのスタートだったが、伸びが良くあれれ、いままでと勝手がちがうと、思うほどスムーズに加速した。スタンドへ外に出る前に、トラックが先行していて、信号がかわって、4輪がトラックを車列に入れてくれるまで、エンジンをかけて待機していたので、交差点でスタートする頃には、1/8濃度ガソリンがキャブに流入していた筈である。

スズロイがあったほうが、音が静かで、振動も少なく、吹けも速いと思っていたが・・・、燃焼が正常ならピュアガソリンのもつ特性が遺憾なく発揮されるということも、これまた事実であり、どっちを選ぶか、帰る途中だんだん揺らいで来た。今日総合的に感じたことは、確かにスズロイが亡くなってくると振動が多めであるが、加速時のエンジンのうなりが、バイク本来の金属と金属がオイルを介して、こすれ合うことから来る複雑微妙な音のなかに、ヒューンというような、いままで聞くことのなかったような音がまじり、エンジン慣らし運転中のような感じになってきている。それなら、もっと、あるいはずっと、スズロイをやめて、親電装系での、普通の慣らしを充分行い、エンジンが充分慣らし終わったら、マイクロロンとか、その他の燃料添加ではない、潤滑系添加のケミカルを試しても良いだろうということだった。

車の傍を徐行中、中学生がバイクの音に気づき、思わず振り返って眺めることがあったが、(1/8濃度)なんだかカワサキ車のエンジン音的な音に変りつつある最中だった。もうこの夕方の時点で、スズロイを明日から入れて、振動や音を減らそうと言う
計画は、心の中で描かれていなかった。ノーマルのモータロイが入手できれば話は別であるが、・・・。タンクから外して正解だった、という展開に至るのかどうか!?。


なかのひと

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