日曜日, 1月 04, 2009

インテルマック(iMac、10.5.5)上でSheepshaver 2.3が予想外に健闘して、これまで一年愛用してきたBasiliskIIが今のところ不要になるほどのものであることがわかり、ビックリしている。

たとえば、以下のサイトでは、
http://somali-present.blogspot.com/2008/01/sheepshaveros.html
『まず、OSインストール後にMac OS 設定アシスタントがいろいろ尋ねてきます。この時、共有フォルダをつくるとまずいようで、設定終了後なにかしようとするとすぐにフリーズしてしまいます。』

『CD から上書きインストールして、もういちど設定アシスタントが表示された際に、共有フォルダを作成しますか?に「いいえ」と答えると、フリーズしなくなりました。デスクトップに共有フォルダが出来ていましたが、捨てちゃいました。設定アシスタントの続きでインターネット接続の設定もありますが、ふつうにコントロールパネルからTCP/IPをセットすればOKです。』

などと書かれている。情報ありがとうございます。

私の場合、設定アシスタントではそのようなことはなく、途中でフリーズしてしまい他の機能を調べたら、コントロールパネルは問題ないようなので、そこで各種設定をしたが、問題なかった。それで、起動起動するたびに設定アシスタントが出てきて厄介なので、コントロールパネルの機能拡張設定でOFFにしてしまった。

その後、いろいろ試行してかなり安定していることがわかり一安心。BasilskIIで使用していた
各種ディスクイメージも、起動前の設定パネルで追加して読み込んだら、問題なく読み込み、書き込みができたが、一度共有したら、今度はBasiliskII側で本来共有したたので、そこでは読めないので初期化しますか、となりデスクトップに2個見えていたクラシックマックのHDアイコンは起動用の一個しかアクセスできなくなっていたが、Sheepshaver側では、OS8.0時代のアプリも皆動くので、大変に助かっている。

ただ、Mathematica 3.0は動かなくなり、BasiliskIIで動くからいい、と当初思ったがこのバージョンは、時代がPower-PC移行前後であったため、マック用のいろいろな起動バージョンが入っていることを思い出した。それで、CDを挿入してインストーラにCPUを自動判別させて、インストールをトライしたら、なんとちゃんとインストールしてくれた。

そして、最後のインストールを完了中、という表示がされてしばらくしたら、フリーズどころか画面からSheepshaver自体のウィンドウが飛ぶように消えてしまったが、再起動したら問題なくインストール完了は終わっていた。ただ、インストール時に要求されて入力したライセンス番号や個人情報は見事に消え、もういちど再入力したら、起動しました。

それで、Mathematica 3.0が、どのCPUとしてこのマックを認識しているかをみたら、ちゃんと
Power-PC用バージョンがインストールされていた。試しに、比較的時間のかかるいつもの演算を実行させたら、10秒程で終了。これはかなり早い。たしか、BasiliskIIでコプロ付き仕様で演算させたときは、同じ計算に 47秒くらいかかっている。かってPower-PC G4の700Mhzのクラシック環境で6秒台だったので、それと比べても遜色ない。


BasiliskIIで使っていたディスクイメージを開いて、インテルマック上で、OS9用のディスクイイメージにコピーできるのはいうまでもないこと。それを知らないと、インテルマック本体として表示されるUnixという名のディスクからアプリをコピーしても、白紙のアイコンとなって使えない。それでも、ディスクイマージを開いているのはインテルマック上であるから、OS9時代以前のアプリは皆使用できない(起動しえない)拒否マークが出ているが、それぞれのクラシック環境でフォーマットしてあれば、それぞれの環境で起動すればちゃんと起動できる。これは昨年の正月に発見!?したのだったが、ネット上ではあまり見かけないようだ。

私の場合、当時用意したPower-PC用のROMが(旧iMacから取り出してたROMのバージョンアップ)インテルマック上のSheepshaverでこのROMは使えないと拒否されたので、もっと前のCentrisというオールドマック(中古機)から取り出しておいたROMでBasiliskIIを一年使ってきた。今回、ネット上でアップルからSheepshaverで使用できるROM Updateが入手できるという情報を得られたので、ダウンロードして、解凍し、必要な部分のみを抽出。(ただし、これは、OS9環境でしか行えないので、Power-PC上で実行)。

OS9環境は、正規のCDからインストールできるので、大変安心。現在9.04であるが、9.2.2までのバージョンCDが殆どすべて手元にそろっている。

というわけで、結果的にBasiliskIIを使うのは、FPUを使うアプリのみということになった。旧マックのFPUを必要とする表計算ソフトなどは、OS8.0環境のBasiliskIIで使用できるはずだ。
Mathematicaの2.2がちゃんと動くからだ。

どちらのエミュレータも、同一の方が作っているので、互換性の部分がかなりあるが、両方を同時起動していたら、Sheepshaver上ではMathematicaのグラフィック描画の一部に表示されない現象があらわれた。それで、BasilliskIIを終了させ、単独で起動したら、問題なく動いてくれた。そういうわけで、今のところフリーズしたり、インストール後半でいきなり飛んだりと
初心者だったら、ぎょっとするような現象が多々あったが、昔の出た頃のPower Macだって、実機でも、けっこうフリーズ再起動があったりしたようで、そういう意味でもマックらしい。

現在、OS9上でも、CDの排出はダイレクトに出来て驚いた。ネットでは、もういちどOSXから排出しないと取り出せない、などとでていたが、インテルiMacではそういうことはない。そういう意味でインテルマック上では、アップル自身はクラシック環境をサポートしていないが、熱心なマックファンの多くの方々のご協力により、ここにほぼ再現できたように感じている。

コントロールパネルで音が出たりするのも良い。BasiliskIIでは音声のサポートされていなかった。
それで、Nisus Writerもインストールしてみたい。このワープロは、文章の発音を数カ国語で行ってくれるので、rとlの微妙な違いなどを教えてくれて、初めて海外で人前で喋るときに多いに重宝したものだった。もちろん会議英語とか英語の敬意表現などという分厚い書籍も見方に加えての思い出であるが。

どうも、インテルマック上ではOSXがウィンドウでもクラシックでもなんでも基本的にサポート機能がちゃんと実装されていて、過去の資産が有効に活用されるよう出来ているように感じ出した。クラシック環境がインテルマックでも動くんですよ、皆さん!!!。


なかのひと

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