木曜日, 1月 08, 2009


年明け初めて書店を訪問。とあるパソコン関連コーナーで、目下マックで取り組んでいるOS9環境の構築に関する本を偶然見つけてしまった。「エミュレータ研究室」(別冊)といい、まだ出て二ヶ月ほどしか経っていない新作本だった。

しかも、ウィンにSheepShaverはじめ、OSXやもっと古い初代マックまで動かせる古いエミュレータまで紹介されている。私が、初めてマックを買ったのは、漢字トーク6.07時代で、その頃なぜもっと早くから買っておかなかったのか、後悔するほどの使い心地だったが、当時は魔金取っ手と冗談に言われるほど高価で、もし最初から買っていたら、さらに100万以上は余計にパソコンに出費していただろう。

MacOSこぼれ話の欄では、歴代インストールディスクの中古価格の近況も出ていて、興味深かった。一番高いインストールディスクは、OSX 10.4のタイガーで、15000円、これは新品とほぼおなじ値段だ。一番安い(大量に出回っている、といっても需要の関数でもあるのだが、・・・)OS8.0以降では8.0が1000円、ついで8.5の1500円となっている。

昨年から、マックブックでSheepShaverを動かそうとしたとき、この機種では4MのROMが必要だと拒否されてBasiliskIIを使ってきたのだったが、なぜ今回インテルマックで4MBでないROMでも無事起動できたのかわからないが、レパードのバージョンアップを何度か経験しているので、もしそのせいなら、アップルは、陰ではクラシック環境のサポートにも配慮している、という推察も可能となろう。


今は、OS9環境下でのアプリや関連ファイルをインテルマック上で比較的簡単に移動できるスベを見つけたから、それほど必要性を感じなかったのだが、やはり、単にエミュレータの紹介やその使用法のチップス類だけではなく、5章構成のうち第3章が、マックOS大図鑑という章だてで、歴代マックの歴史やそれらを取り巻く現在の状況まで網羅されているので、古い関連書籍はとっくに処分ないしは紛失し、あまり手許に残っていないので、それだけでも買う価値はあるだろう、と自分に納得させて購入した。置いてあるのは一冊だけだった。出て二ヶ月は経っているので、もっと何冊かあったかもしれないが、同一書店で何冊も続けて売れるジャンルではないだろう。

また、CDROMが同梱されていて、いちいちインターネットで探し回らなくても、すぐ必要な補助プログラムが利用できる配慮もうれしい。

この本によると、OSXも10.3や10.4ならウィンドウズでもフリーのPearPCというエミュレータで実用的に動くと言う。それの関連ファイルも、もちろんCDの中に入っている。


インテルマックでのSheepShavertと違うのは、ウィンドウズ機では、事前に以下の二つの操作をしておくだけで、後は基本的に同じだ。

http://homepage3.nifty.com/toshi3/emu/sheepshaver2.html
(3) SDLのサイトからWindows版DLL(SDL-1.2.x-win32.zip)をダウンロード。解凍して「SDL.dll」をSheepShaver本体と同じフォルダに格納する。

(4) GTK+ for Windowsのサイトからruntimeのインストーラ(gtk-win32-2.8.x-rc2.exe)をダウンロードし、ダブルクリックしてインストールを行う。

こうすることにより、ウィンドウズ機でもマック上での操作と以下はほぼ同じとなる。

さらにインストールCD(MacOS9.04まで)から起動させ、SheepShaverで作成した仮想起動ボリュームを初期化し、そこにシステムをインストール
し、起動ディスクを指定してやれば、あとはMacOSが立ち上がる。

BasiliskIIで使っていた仮想ボリュームもそのまま、読み込ませれば、使用可能である。

こんかい、Mathematicaで、演算スピードを確認しようと起動したら、ライセンス番号も聞かず、BasiliskIIで設定した情報で、起動できた。やはり、XP自身が、エミュレータの上の司令塔なんだと、改めて感じる。

ところが、OS9はパワーマッキントッシュ用なので、Mathematica本体も、FPUのないPowerPC用の実効環境をインストールしないと動かず、久しぶりにシステムエラーの爆弾マークが現れた。

しかたなく、今回はTheoristの画面でお茶を濁す。このシステムでもBasiliskIIについていた
MacOSインフォセンターへのショートカットアイコンではインターネットへつながるのだが、他のインターネットサイトへは、なにも設定していないので、繋がらなかった。インテルマック上ではみようみまねでいじっていたら、繋がってしまったが、ウィン機ではきちんと設定しなくてはだめなような気がするが、そうした点も別冊『エミュレータ研究室』ではたしか書いてあった。参考にしよう。

いろいろと忘れていたことや、うかつにも知らなかったことも、時折見つかったりするので、今後もいろいろと重宝しそうである。

後は、マックから移行する仮想ディスクイメージに入っているアプリで、そのアプリ特有のアイコンを表示していないアプリが、こちらのOS9環境でどういう変化を遂げるのかが、楽しみであるが、今回は雪を予想して、某所に移ったところで実行したので、今は確かめることが出来ないでいる。


なかのひと

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