日曜日, 12月 21, 2008

それはある日突然やってきた。とはいえ前兆らしきものは皆無だった、とはいえない。

点火系がとつぜん不調になり、エンジンの燃焼が断続的となりどう騙しても吹けず、信号で止まってしばらくするうちに、ガス欠のように止まると、再始動しなくなった。

そういえば今朝はもう少し軽い症状であったが、何が原因かわからず、とりあえずオンにしていたにんじん君を外した。以前某社のにんじん君と同じ機能をもっているという製品も、ノイズを拾ったかなにかで似た症状で異常燃焼を繰り返した後、交差点で停止中にプッツンした経験があり、それを外して以来、二度と使っていない、という過去があった。

にんじん君を外した時点ではその症状は治っていたが、心配になり外したのだった。吹けがいくぶん悪くなるが、ノーマルで走る。これでもう大丈夫だろうとおもった。ちょうどバイクで60キロほど走る必要があり走ったが、何もトラブルはなく、にんじん君が原因だと思っていた。

ところが、その日の帰り、スタートして3キロほどで、今朝とおなじ断続的な不調が始まり、あれっ!?起こらないはずだったのではと思ったが起こってしまった。今朝同様しばらくすると直ったようなので、不安を抱えながら走っていると、とうとう家と会社の間のド真ん中あたりの交差点でエンスト。なんどやってももうかからず。

冬の晩の7時半過ぎ。しかもポカポカ陽気の日ではなく寒い晩。
いつかこんな日が来るかもしれないという予感がとうとう現実のものとなった。あまり人気のない交差点であったが、交通量は少なくない。帰宅時間らしく、通行人もけっこうある。帰宅を急ぐ勤め人の靴音が無情に響く。それにしても通勤時間帯は軽が多い。スムーズに発進していく軽がうらやましい。そばに大きめの駐車場と駐輪場があるので、そこの空き地に重い車体を押し込む。まったく重く感じる。これでは押して7キロ以上も歩く気は全くない。どう迷っても、結局バイク屋さんに頼んで取りに来てもらうしかない。なかなか繋がらなかったが、数分待ったらつながり、少し早めに店を閉めたら、迎えに行きますとのこと。ホッとしたが、結局
交差点付近で待つことに。

寒空で冷えながら待つこと50分ほど。バイク屋さんが軽4輪で来てくれた。症状をもう一度説明して、駐車場の空き地で積み込むことに。試しにセルを回すとあっさり始動してしまった。アレレ!?・・・バイク屋さんも、これだと原因の追求が難しいんですよね〜と一言。でもエンジンがかかれば、積み込みも問題ないですと、荷台後部に2メートル程の渡し板をひっかけ、ひとりであっというまにローギアで荷台に重いバイクを載せてしまった。あとは3ヶ所ほど固定ロープを荷台にひっかけ、さあ家まで送りましょうということに。家に4輪はあるのだが、症状からして、修理に時間がかかりそうで、会社にもどってもらった。そちらのほうが、バイク屋さんにも近いし。今日ほど、軽自動車の便利さをいろいろ感じた日はなかった。

点火系のトラブルとして、点火コイル系と、アクセル開度と回転数を検知して最適点火時期をセットする電子系ユニットの片方もしくは両方の不調がある、という。後者はお値段が高いので、取りあえずコイルを変えてみますか!?などという。どうせ後輪タイヤも交換リミットぎりぎりなので、それも含めて悪そうなところは新品してもらう以外に手はないのだが、あしたまた試験走行してみますというが、それで原因がわかるかどうかは不明だと言う。

翌日昼過ぎに電話をして聞いたら、今朝は問題なく始動して、何の症状もみられないという。どうしますか?というので、コイル系と電子ユニットの両方の交換を依頼。翌日はお店の定休日だから、明後日の夕方には直るだろうという読みであった。そして、読み通り夕方電話したら、今取り付けていますとの、頼もしい返事。ちょうどバイク屋さんの前を通って帰る同僚がいるので、彼に頼んで彼の仕事が終わった後、運んでもらった。期待でドキドキする。

以前から、1300〜1600回転ぐらいで、不整爆発が時々起きる点火系だと思っていたが、あのバラツキは点火ユニットの不良だといつも思っていた。しかし、常用域ではなく、時折という頻度だったので放って置いた。お値段も5万前後かかる、といわれていた。着いてみると、点火コイルのセットとして、点火コードも新品に変えてあった。これだと、ミラクルパワーを着けるにももう一度コードケーブルについている薄い保護被膜をもう一度その一部を切り取らねばならないな〜と思った。

また、マフラー内に以前からカーボン堆積がすごい、ともいわれそれも低速常用のせいだけではなく、2000以上でも気づかぬ程度の不整燃焼も疑っていたので、そういう気づかぬ不調も直っていれば、好都合と思った。修理代はまだ算出していないというので、その日はそのまま受け取って出た。タイヤはこんどはダンロップのスピードマスターで前輪と同じセットにしました、という。かなり溝が深く、頼もしい。足つき性が悪いことを乗り出してすぐ感じたが、
これは、しばらく乗らないとリヤサスの沈みがすくなく、タイヤが新品だからだ。

最初は、心もとない走りだったが、暖まってくると、回転の上がりがきもちいい。アクセル一定でも、直線的に回転が伸びる。にんじん君が原因ではなかったようなので、会社に戻りにんじん君を着けてみる。エンジンはもちろんあっさり始動。それで、にんじん君をつけたあとの吹けあがりをテストしようと乗り出そうと跨がり、発進しようとするとブスブスと止まる。あれっと思い気を取り直してまた始動して発進しようとすると、てんでパワーがなく、数回繰り返してみているうちに数日前の晩と同じく最後にエンジンがペケペケというような音を発してエンストしてしまった。やばいな〜、直っていないではないか!?慌てて、にんじん君を外す。しかしもうかからなかった。慌てて、バイク屋さんに電話したら、そうですか〜と言いながら、でもガソリン残量が少なかったですから、ガソリンのチェックはしましたか!?と聞かれて、自分でもアッと思った。それで、リザーブに切り替えて3秒待ちセルを回したら、ブスブスといいながら起動してあとはまるで問題なしのお粗末さ加減、一瞬冷や汗がでました。

それで再びにんじん君をつけて、発進したとたん、リヤがスリップするほど、調子よく回る。それで、ほっとして落ち着きを取り戻した。まず、満タンに。するともう99円という値段。助かるな〜!暖まってもアクセルポイントがどこなのかエンジンがふわふわしてまるでわからない。エンジンが洗濯板状に段差がついているかのようにも感じた。これでは、かなり常時不整燃焼もしていたのでは、と思わせた。回転はしかし2500を超えると一種独特の伸びを感じ今までとの感じの違いを体感するが、どうもこれまでの慣れが先行して本来の調子を出せない感じで、また当分慣らし運転が必要らしく感じている。まだエンジンが重い感じが付き纏っている。いつからから知らないが不調を感じてから35000キロ以上たってしまっているのであるから、すぐに本来の性能に戻るとも考えにくい、とも思うのである。


なかのひと

6 件のコメント:

sho さんのコメント...

Natureさん、こんばんは~。

ブログ拝読しましたが、なかなか大変だったようですねぇ!
寒空でのエンスト、さぞ心細かったことでしょう。こんなときには医者と同じように、かかり付けのバイク屋さんの頼もしいことったらないですね(笑)。

費用はかかったようですが、完治してよかったですね。これで点火系は当面心配ないですね。

私は、1000、1300を通じて、幸い点火系のトラブルに見舞われたことはありません。遠いツーリング先でエンジンかからずなんて想像したらぞっとしますね…。やはり病気と同じで前兆を察知して早めに手を打つことが肝要なのでしょうね。
今回はお疲れさまでした。今後のエンジンの調子が楽しみでもありますね。

nature さんのコメント...

sho様、こんばんわ。コメントありがとうございます。

お陰様で、CB400SFのようにノーマルでも回転がのびる特性が感じられるような具合で、もっと早く決断すべきだった、とも思います。

ミラクル・パワーを着けると、スムーズさと静かさが消え、荒々しい特性に変わるので、当分使用は見合わせます。

sho様の例のようにロングストロークであれば、若干点火が遅れても、ピストン行程が長いので、パワーロスは起きにくく、効果があるのではと思います。

ショートストロークでは速めに爆発させてピストンが下降し始める直前には燃え切っていないと、効果的な燃焼圧力は得られないのでは、と今日考えましたが、果たしてどうなのでしょうか!?

しかし、燃焼系も一つの複雑系ですから、いろいろなちょっとした条件の変化で大きな結果の差が出るようで、ケースバイケースで解決して行かなくてはならないようで、そこがまた、つっこみ甲斐もあるのでしょうね。

何せ、古い設計のままですので、15%でも改善されれば、よしとすべきでしょうね。ベストというのは考えられないですから。

匿名 さんのコメント...

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