月曜日, 10月 20, 2008

自作モータロイを投入してようやく1300キロほど走行した。

ここ数日めまぐるしく状況が変化したので、自作してトライする人たちのためにも、記録を残しておきたい。

取り扱い説明書や、他の使用例報告にも有るとおり、正規のモータロイでも、投入後だんだん効き目が出てくるが、燃費は走行二千キロ未満ぐらいではむしろ低下する、とされている。

それ以降は、じわじわと効き目が出てくる、と取れる。私の場合は、自作で投入量の加減が自由に出来るので、経験と今度のバイクのタンク容量を考慮して、けっこう多量に入れた。(規定の数倍くらい)。それも大きさもまちまちで、転がり方や振動の受け方にも多様性を持たせた。幸い、タンク基部の形状から、左右どちらかの底にたまった自作モータロイは、一箇所に集中してとどまっているようであり、3000回転も回せば、タンク振動と、相互干渉も加わり、
成分がガソリン中に溶け出しているようであった。

そんな場合、投入後、約200キロほど走ったら、すでに効き目らしい効果が出てきた。回転のあがり方がスムーズで、スピードも出やすく燃費もよさそうだった。

その後、ガソリンが減ってからのほうが、効き目がはっきり出た過去の経験から、リザーブになるまで給油せず、比較的ラフな運転(振動がよく出るように)をしていた。

すると、ガソリンが減ってくると、(満タン後150キロ走行ぐらい、240キロほどでリザーブとなる)、たしかに走行感覚がどんどん変化してくる。

エンジンもこの自作モータロイは初体験なので、渋滞で発熱すると、今までにないような音まで発したりしていたが、冷めてくると収まっていた。とにかくよく回る(アクセルを開けていた)ので、乗るのが楽しかったが、燃費自体は普段と変わらずか、むしろ悪化した。これは納得できる結果だ。

満タン給油を二回ほどして、そろそろ投入後千キロを越えて、エンジンもだいぶなじんだかんじなので、燃費テストをしたくなるのは人情。ここへ来る途中、二度目の満タンへ移行途中、
調子良かったエンジンがふと気づくと、重く回るように感じ出した。それで、無意識に、これは成分がいままで、シリンダー、ピストン系へまず供給されていたのが、オイル内の成分も高まってきたので、終にクランク軸回りにも浸入しだしたためと考えた。

ただ、ガソリンからの供給なので、オイルを通して効き目が出てくるまではまだだいぶ時間がかかるだろうと考えていた。

それでも一通り、成分が一巡したし、と燃費テストをやってみた。ところが、何の間違いか、14.8あたりの値しか出ない。これは時間がなく、決めてあったコースでは無い。それで、気を取り直し、いつものコースを翌日テスト。しかし、結果はにたようなもので、15.0しか出なかった。

一瞬、結果の悪さに愕然とした。やはり、自作は失敗だったのでは!?という思いが盛んに起こる。それで、過去の例を調べていたら、いったん燃費は落ちる。2000キロほど走らないと効果はでない(燃費自体に関して)とあった。それで、もう一回、しつこくトライすると今度は15.3であった、大差はなかった。少し、落ち込む。この調子だと、何時になったら回復するやら!?

15.3という数字のあと、交通量の少ない場所でゆっくり走ると、なんと、今まで感じたことのないようなゴツゴツした感じが出ている。調子がいいが振動がでる、と自分で書いていた原因はこれらしい。

それで、1日置いて、今度は高速を使ってスタート地点へ行き、テストしながら帰る、という手を使ってみた。今まで、投入後一回も高速走行はしていなかった。高速走行すれば、常時3000~4000回転で、タンクの振動も申し分なく、普段使わない領域も使うので、エンジンになじみやすいだろう、という判断である。

しかし、高速を降りたときの燃費は、普段は14.5~15.5だが、今回は13.9ぐらいであった。やはり、2000キロ走行はしてみないと、と思ったが、自作製品ゆえ、心もとない。

給油して、走り出すと、今度は昨日感じたゴツゴツ感が消えている。おっ、これなら以前の感じに近い、と思った。それで、昨日と同様、静かに走っていく。途中、坂道発進の信号があって、たいていここでは止まるのだが、ゆっくり走っていた(60)ので、抜きたくてうずうずしてた4輪が後ろに止まっていた。先に行かせるつもりでゆっくり発進したつもりでも、意外と回転はあがり、後ろも無理に抜こうとせず、次の信号までは先頭をペースを上げて走ってしまった。

その後は、惰性で走る感じで、この感じは今までとはちがい、クランク系もなじんできている感じ。これなら、少し、昨日より回復するだろうと感じていた。音も静かで、新聞配達のバイクがノンストップで県道へ出ようとして、こちらも急ブレーキをかけ出したら、あちらが急停止して、難なきを得た。ライトが下向きで、静かだったので多寡をくくっていたらしい。

ライトだけはもう少し何とかならないか、と思っているが、飛ばさない限り特に問題はない。

一般道から国道へと移り、ペースが上がるが、アクセルを開かなくても、スピードは結構でるが、抑えて70以下ぐらいで走る。あっというまに目的のセルフへ。ここは149円だが、昨日は少し距離を伸ばして145円へ入った。今日は、結果だけが目的なので、いつものコース。

タンクを開けて、オヤ!?と思った。意外とヘリが少ない感じ。それでも昨日よりいいだろうくらいで給油すると、距離は決まっているし、給油量をみただけで、リッター17.0をマークしてしまったことがすぐに分かった。これで、自作モータロイへの心配は吹き飛んだ。いままで、超えようとして一度も超えたことことのないリッター17を超えてはいないが、達成したのだ。まだ、投入後1300㌔を少し超えたあたりだ。濃い目の投入が功を奏しているらしい。

実に高速走行以外、何もしないで、たった一日でリッター1.7キロも回復してしまった。こうなると、一度高速を含めた遠出を計画したくなるが、今のところ時間が許さない。ガソリン価格がどんどん下がりだして、やはり出費が制限されだしたのもうれしい。


なかのひと

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