月曜日, 10月 08, 2007


自転車通勤にも、半月ほど経過したのでだいぶ慣れてきた。体はまだまだ慣れが必要だと感じているが。

1週間ほどして、ハンドルのグリップ位置が少し高いことに気付いた。ためしに、その下のブレーキレバーを軽く持って走ると、ずいぶん姿勢やペダルをこぐ力が楽に感じる。それで、この連休、バイクの車載工具をしらべたら、丁度あう差し込み式の6角レンチが出てきたので、ハンドル位置を最初のブレーキレバー位置あたりまで下げてみた。

すると、手首が自然で、ハンドルを90度くらい切るときに、膝にあたりそうになる以外は問題はなさそうであった。まだ2日だが、肘が脇腹に近くなり、重心がまとまると言うかこぐ際に力が自然にへそ下あたりからわき出る感じで、スピードもあげやすいことがわかった。今まではハンドルのグリップ部が水平で少し高いので手首を曲げていて、不自然で、強くグリップを握りがちで、バランスも肘が左右に張りだしぎみでとりづらい面もあったようだ。

ただ、スピードが出る分、とうぜんそれは疲れがでやすく、夜良く眠れるというか睡眠時間が少し長くなるようであった。

社内では、どうせ数日で根をあげるだろうとの見方がもっぱらだった、との噂も一時あったようだが、sho様のページでも触れていただいたように(http://www.geocities.jp/shonaka2001/touring85.html)続けていきたい、とおもっている。

まだ、体重のほうも2〜3キロ減っただけで、当面の目標10キロ減量とはほど遠い。あと半月でどうなるか。2〜3キロの減量はだれでもできるのだろうが、そこから先がどういう方法をとるにしろ問題のように感じている。

年を重ねてきたので、朝は早く眼が醒めることがおおく、そういう時間帯は、通信販売の紹介番組が多く、痩せるための室内トレーニング道具の紹介も少なくない。乗馬のシュミレーションとか、何度も何気なく見ていて、刷り込まれたことも、一念発起の遠因だったのかもしれない、と最近思っている。

バイクや車は交通の流れを強く意識して走っているので、路傍のちょっとした異変というか変化など全然気がつかなくて走っていて、それはなんど同じ道を通っても変わらない。自転車のスピードだと、水路の川水の匂いや看板、歩道の植え込みの奥にさらに蛇行した遊歩道があったりなどと周囲の状況が自然と解ってくる。店や会社の名前などもいつの間にか覚えてしまう。

今朝は早朝テレビで「輪行」ということを取り上げ、2日間の輪行をレポートしていた。
字はたぶんこうだろうと思って検索したらすぐ出てきた。http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=輪行&btnG=検索&lr=

『輪行(自転車を分解して持っていく)列車、飛行機、バス、タクシー 自転車ツーリングでは列車や飛行機に自転車を乗せて一緒に出かけることができます。自転車を分解して袋に入れて列車や飛行機に乗せることができます。』

『輪行作業をする場所 分解した自転車は10kg以上あります。荷物と合わせて15kgぐらいになることもあるでしょう。この荷物を担いで改札からホームまで歩くのは慣れないと結構大変です。ですから自転車は軽く、荷物は少なく、自転車の分解は駅のなるべく近く・・・』

などといろいろでておりました。

老人たちの平均年齢は70以上、それに紅一点で若い女性がまじり五名で、上野から佐原まで電車で自転車を運び、そこから、茨城県をとおって、1泊2日で銚子の犬吠埼灯台をめざすルートのレポートだ。

クロスバイクとして、女性が使用した組み立て自転車が紹介されていた。スポーツサイクルの入門車として人気があり、通勤、通学の手段として選ぶ人も多い、と字幕で紹介されていた。泥よけはついていない。

私の知る限りでも、会社関係で、スポーツサイクルにこっておられる方がおり、朝日グラフだかそうした雑誌にも登場された方が居る。10台くらいのスポーツサイクルを所有され、当時で1300万以上つぎ込んでいる、ということだった。コースにより、車体を選び、剛性が高いものや、しなりやすいものなどを使いわけるのだという。日帰りがメインらしいが、その夜のビールの味が格別だとはお決まりの締めの文句であった。私がMac貧乏で、昼飯抜きという時代、この先輩も昼飯抜きだったが、まさかそこまでして節約していたわけではあるまい。奥さんは某協会勤務で、御主人より高級取りという噂もあった方だ。

さて、輪行のメンバーたち、一日平均30キロ以上走るので、やはり御尻が痛くなりますよ、と出発前のミーティングで、女性の参加者に説明している老人がいた。また、若いときからスピード狂できたが、自転車だとまわりがすべてわかるんだ、という話しもあり、共感が持てた。

私の尻の痛みは、当初からはだいぶ後退したが、先日車で帰るときも、痛かった二ヶ所がズキン、ズキンと血流が盛んに起こっていることに気付いたので、風呂場の鏡で、おそるおそる普段はぜったい見ない自分の臀部をみたら、そこだけ赤くなり、凸レンズを押し付けたように凹んでおりました。早く痩せたい思い(重い)がずしりと心の奥底によどむ。

茨城県内の旅館に1泊した一行は翌日8時に出発。そうそう、就寝は10時でした。途中、銚子近くの『犬若食堂』さんで大きなアジフライが数尾ついてくる定食をぱくついておりました。ご老人たちも食欲旺盛。元気のもとですからとうぜんとしても、グループで行くといっそうおいしいだろうな、とよだれが滲んできました。私も仕事で、この辺の旅館に泊まったら、食事がよくてびっくりした経験がありますが、一般論ではないですから、・・・。

佐原から犬吠埼まで全行程60キロ、利根川を二度もこえ、途中船旅で(100円)川を渡るシーンもありました。堤防沿いの道を堤防下からカメラで追うシーンが印象的。黒皮の手袋やウエアから、最新映像かと思いましたが、画像を後で確認したら、路傍に菜の花が数本うつっていたり、田んぼの状態から春先だとわかりました。一行の一人も、早春というには、少し遅くなりましたが、と発言されるのをみて、三月末あたりかと、・・・。今ごろこの時間帯に放映しているのは、再放送なのかもしれない、と後できづいた次第。

エコロジカルかもしれないが、自転車のお値段や旅費などを考慮すると、エコノミーな趣味とはいいがたい面もありそうな、単純だが奥深いご趣味のように感じました。

その点、バイクのほうが、エコノミーな面もあり、車よりエコロジー的に優れているが、最近軽自動車も無視できない。縮み志向の日本人といわれる面もあずかっているかもしれない。

私も一日30キロ以上走るわけだが、ほかに差しさわりがない限度のような気がしている。休みの日に遠出しようなどとは、まず思いもよらない。ビッグ1に申し訳ない。BMWの単車など、きちんと整備すれば孫の代まで持つという。もち続ける情熱が萎えないよう、自転車通勤で頑張りたい。

0 件のコメント: