月曜日, 8月 20, 2007

一人で 引き起こせた ビッグワン

朝の国道で、センターライン近くで停止して、右折発進中にエンスト。右足でケンケンするように二三度右に倒れ込むようにして右旋回するビッグワンをなんとかかばおうとしたが、元に戻るように150度ほど右旋回して、前輪が横断しようとしていたスタートライン近くの側溝あたりまで達したところで、右に横倒しとなってしまった。

車体が路面へ激突するのを可能な限り避けようと、最後までハンドルのあたりを支えていたように記憶するが、右旋回しながら、車体からはなれしゃがみ込むようにいたため。車体着地と同時にこちらも後に仰向けにすってんころりんとキレイにバイクにおしたおされたように背中までつくほど倒れ込んでしまった。後頭部は、ヘルメットがあっても、打たないでとまりすぐさま起き上がった。道路はずれで転倒したので、片側車線半分近くを占めただけで、該当路線はセンターラインを軽くまたいで、皆通行して行く。

燃料は満タン後20キロほどしか走ってなく、重い状態。空に近い状態で転ばしたことはない。決まって、満タンに近い状態。エンジン始動後一分もしない30秒後ほどの一瞬の出来事だった。


転んだ直後は息が弾み引き起こそうにも酸素不足と言う感じ。しかし、転び方がよく、ハンドル右端がアスファルトにほぼ直角に着地している状態で、車体上部はアスファルトから拳一個ほど離れている。それで、考えてみればナナハンとあまり変わらない重さのはずだから引き起こせるかもしれないという思いがよぎった。車線を完全に塞いでいないことが余裕につながった。

肩から鞄を下ろし、息を整えどこを持つか思案する。ハンドル先端は、アクセルで回転してしまうので、ハンドル付け根のステー近くと、シート下のサイドカバーの所のシートのすき間に左手を差し込み、渾身の力を入れて持ち上げる。さすがに満タン近くで重いが、10センチくらいづつ、あるいは5センチ位であったかもしれないが、段階的に持ち上げ45度くらいまで起こせれば、後は最後の力を振り絞って起こしたシートに倒れ込むようにして起こして腰で安定させた。それで直ぐまたがり、ギヤをニュートラルにして、側溝に平行にしてエンジンをかける。

今回はきれいに転んだので、冷却水も漏れず、ガソリンも漏れない。路面はハンドル端がこすった擦り傷が白く10センチほどあるだけ。しかし、エンジンがかからない。ふとみると、キルスイッチが、エンジンオフ状態。それを戻して掛けると、セル数回で始動。なんどか止るが、走れるようになったので、鞄を拾って現場から逃げるようにスタート。エンジンは100メートルほど回転がばらついたが、後続の4輪車がバックミラーから遠ざかる。

車体が、あるいはハンドルが曲がっているように感じたが、手放しでも取りあえず直進するので、体がバイクを転倒させまいと無理な力を入れたので、その応力残差がそう感じさせるのだろうと思い、平常心を保つようにして会社へ向かう。転んだときに右ひじを打ったらしく、少しひりひりと痛む。

会社の近くで、水田の中の一本道で手放し運転をしばらくしてみると、少しづつ右へと移動して行く。二度試したがおなじ。それで、こんどはセンターより左で同様な走り方をしてみると、今度は少しづつ左へよっていくので、安心した。道路センターから、左右どちらも路肩に向かい幅員の1〜1.5%ぐらい傾斜がついているので、そのためだろうと思った。しかし、エンジンはなぜか調子を崩したように固い感じは否めない。

不均等爆発時に無理にアクセルを開けて走った影響が残っているように感じた。

今のビッグワンは、1300でsho様の1300より軽く、1000ccのビッグワンとほぼ同じである。sho様の1300で満タンだったら、一人では起こせないかも知れない。ナナハンもどきの車重とカーボンマフラーの影響で軽いことが一人で起こせた原因だろう。

そういえば、この前、1300のバイクで右足を側壁の段差に激突させてしまい、ブーツ毎膝下からちぎれてしまった不幸な54歳のライダーがいたが、今日またその後の訂正ニュースをTBSラジオで、仲間のライダーたちの証言という前提で、解説をしていた。

ちぎれたのは、ほぼ直後にわかっていたそうで、転倒防止をはかって必死に二キロ弱ほどはしり、右ブレーキだけで止るとき、左足で左のスタンドを出そうにも、右足が軽くてバランスがとれずそのような芸当も発揮できず、健全な左足が万一転んで骨折などしても大変と考えて、あえて右側へ、止ってから倒したような話しだった。柳生十兵衛がどちらかの目につぶてを受けたとき、とっさに反対側の目を防護のために手で隠した、という故事を思い出させるような話しであった。

その後、仲間が拾ってきたというもげた足は接合手術をしたのかどうかまでは、残念ながら取材されていないようだった。8月19日はバイクの日だと言う。中高年ライダーが増殖中だということだが、安全第一が大型バイクの基本中の基本だと改めて、自己反省したしだい。

http://www3.kcn.ne.jp/~msroom/big1/myreport/myreporttop.html

をみていたら、きれいな紫と白のビッグ1のツーレポがふんだんにあって、燃費も19〜20キロ/Lなんて数字が出ていてビックリだワン。雪道走行で大汗(わかるな〜)の写真なども。・・・。

2 件のコメント:

sho さんのコメント...

こんばんは♪

一日遅れのコメントとなり、失礼します。

立ちごけは常につきまとう恐怖ですが、一旦バランスを崩せばどうしようもない重さのバイクに乗っている自分を恨むしかないですね(^^;

私も大兄のパターン、低速で右折時にエンストしてそのまま成すすべもなく転倒という経験があります。そのときには、対向車線から近づいてきた軽トラックのおじさんに助けてもらいました。

それから上り坂で左回りにUターンをしようとして、バランスを崩してそのまま転倒。このときは道路をふさぐように真横に倒れたため、一人で起こすことは絶対に不可能でした。一生懸命起こそうとしているとき、乗用車に乗ったおじさんが現れ助けてもらいました。

もうひとつ、一時停止線で止まった時に、左足が砂にとられて滑り、そのまま左に転倒。なんでこんなことで転倒するのかと情けなさばかりが。このときは、トラックの運転手が飛び降りてきて助けてくれました。

立ちごけを思い出すとき、情けなさと助けてくれた方々への感謝の気持ちという相容れない感情が交差します。

この場を借りて改めて、これまで助けていただいた方々への感謝の気持ちを表明したいと思います。本当にありがとうございました。これからも、よろしくお願いします。私も困った人を見かけたら手助けさせていただきます。誓って。

nature さんのコメント...

毎日お勤めが深夜におよぶようで、お疲れ様です。コメントを深謝しております。

後で見たら、メーター(タコ)の右前方の黒いレンズカバーがかなり傷がつき、一センチほどの長さで角がえぐれていましたが、良い金属のようで、黒ペンキで補修しました。クランクケースカバーは前回よりダメージは少なく、見た目はほとんど変わりません。あ~、良かったと思うことしきりです。

雑誌のビッグ1特集号でも、ほとんどのオーナーの方が複数回の立ちごけを経験されているとのこと、少しは安心しましたが、できるだけ起こさないように注意しましょう。

いちねんまえ、400のとき、渋滞で抜いていった400が、しばらくいくと、スーパー出入りの歩道上で、バイクを横倒しにして起こせず、ひとり焦っておりました。

黄色のセンターラインを超えて追い越して行き、車の隙間から歩道に進入したとき、歩行者か自転車に遭遇し、びっくりして転んだとしか思えない。

私も相手が、ビッグバイクで起こせないなら手伝っただろうが、400であのマナーで、起こせないとは!?とあきれて通り過ぎてしまった。

だれか助けてあげたのだろか・・・・?