火曜日, 7月 31, 2007

反安倍ビラと化した某新聞

雑誌WILL9月号を再び取り上げる。最初は屋山太郎氏、もと某通信記者でイタリア特派員だった
方である。かれこれ10年ほど前から、正論などの投稿で視点、視座に共感を覚えた。最初は、物足りない感じの言い方だったが、最近は実にすっきりと言い切るところが、また実にいい。

「安倍政権は発足以来わずか9ヶ月で戦後の内閣で最大量の仕事をした。教育基本法の改正、国民投票法の制定、防衛庁の省昇格、社会保険庁の解体、天下り根絶のための公務員法の改正。”国会相場”でいえば、どれをとっても一内閣一課題といえるほどの大問題ばかりだ。これまでの政府・与党は野党との取引を優先し、とりあえず急ぐものを成立させてもらい、先送りできるものは、野党の顔を立てて継続か廃案にするのが常だった。こうして、教育基本法も、国民投票法も実に半世紀以上も先送りされてきたわけだ。」と。



米下院で可決された従軍慰安婦、これも元はと言えば、某新聞を主とする反日団体の誤報、捏造が導き出したもので、「深刻さを認識すべきは某新聞なのである」と穏やかな言い方。この某新聞は、日本が消えても反日活動を続けるだろうから、こんな生易しい指摘ではもの足りないことおびただしい。とはいえ最後は強力な不買運動を提唱する、と結んではいる。横田夫妻も、祖父母の代からの購読をとうとう止めてしまったそうである。共和党は、慰安婦決議とは別に、日本の肩をもつ決議も行い、相殺する動きもあるようだが。従軍といえば、階級がつく準公務員待遇であり、その筋の人たちには逆立ちしたって付けるべき呼称ではないはずだが、言葉狩りの風潮がまん延して、敏感さがいびつになってしまっている。

「今回の国民投票法の合意は、自民・民主の調整を続けた結果まとまったものだ。それを最後の土壇場で蹴ったのは、小沢代表だ。民主党の窓口だった枝野幸男・元政調会長は、『この党首の下では、憲法改正は出来ない』と憤った。結局、修正して自公で可決となったが、修正点は「公務員の政治活動に制限を設けない」条項を削っただけだ。そもそも政治活動を認める妥協案の方が恐ろしいもので、自民党側の窓口になった船田元氏の不見識は度しがたい。」

金丸の一声で40億ドル

今度は前回書ききれなかった石原氏の小沢一郎観・・・

「1991年の湾岸戦争の時、ブレディというアメリカの財務長官が日本に来た。アメリカには金がないから、日本から金を出せと言いに来た。当時は傀儡政権の海部政権、これは金丸と小沢が作ったんです。・・・金丸は海部のいうことなど全く聞かずに、自分で人事をし、内閣を作った。・・・そのときの4閣僚がブレディを接待したとき、いきなり40億ドルだせと要求したという。4閣僚は断ったが、すごむので、しかたなく親分に電話、相手は幹事長の小沢です、背後に金丸もいたろう。・・・小沢が相談して、金丸がそれじゃあ、出してやれと40億ドル出すことになった。」

だいたい金丸という人は、地主だったが、戦後すべて資産を旧小作層に分けたそうだし、米軍への思いやり予算を始めたのもこの人が防衛庁長官だったからではないか。しかし、最後は金まみれ(北の延べ棒)になって、アメリカに叩かれ潰されてしまった。

「小沢・金丸は何をやったか?アメリカに約束した8年間に430兆円の金を無駄遣いして、日本の経済力を弱めた。430兆ものお金は、熊や鹿しかでないところの道路を作ったり、・・・、国債を発行して日本の財政はガタガタになった。」

Tokyo's dithering on the gulf war clouds relations with Washington and raises questions about Japan's global role

By Barry Hillenbrand/Tokyo--With reporting by William Mader/ London and J.F.O. McAllister/Washington

What a difference a year makes. In March 1990 Prime Minister Toshiki Kaifu came away all aglow from a meeting with President Bush in California. The two leaders claimed to have forged the basis for a new "global partnership," and Japan seemed ready to play a role in world politics corresponding to its ever expanding economic power. Kaifu affirmed his commitment: "I am determined that Japan must be one of the countries to bear the responsibility for maintaining and strengthening international order."

This week Kaifu will travel once again to California for meetings with Bush, but he is no longer glowing. He is all too well aware of American displeasure with Japan's failure to live up to expectations during the gulf war. Not only did Tokyo prove unable to muster even noncombatant participation in the conflict, but its purse also seemed as hard to crack as a Republican Guard bunker. The Japanese felt chastened by Bush's postponement of a spring visit to Tokyo while the President and Secretary of State James Baker undertook a round of meetings with leaders from nations that contributed militarily to the victorious coalition. Worried about U.S. ill-feeling, Tokyo hurriedly arranged this week's Kaifu-Bush meeting to repair the damage.

That will not be easy. Japanese foreign policy, seldom clear and never bold, is now a shambles. In recent years Tokyo has navigated a cautious course that emphasized its commitment to the Western alliance, and to the United Nations as a forum for settling international disputes. But the Japanese began to chafe under Washington's domination as their economic clout seemed to entitle them to a more prominent voice in policymaking. And as American strength waned, the U.S. found itself increasingly resentful that its former enemy had profited so well from the lessons of the West. ・・・

当時のタイム誌 1991年4月8日号

小沢が一番きらいなのは石原

「いまだに670兆という膨大な国債がある。あっという間にイタリアの倍の国債依存率になってしまった。こんな体たらくを作ったのは誰なんですか?・・・私は民主党に期待しているんです。民主党の岡田君、前原君たちがふたたび自民党が考えもつかないようなことを考えてやってくれることを期待しています。しかし、現在上にたっている小沢一郎たちに何を期待するんですか?彼が過去にやってきたことを思い出すと本当に怖い、・・・。一番嫌いな政治家はと聞かれて、小泉純一郎さんは、田中真紀子。これは気持ちわかりますな。小沢一郎は石原慎太郎と答えたそうだ。・・・」









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