木曜日, 6月 14, 2007

国際派日本人養成講座というのがある。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h16/jog355.html

さいきん、ここでも『地球史探訪:ノモンハン ~ 大平原での日ソ激戦』というのが紹介されており、主要文献は、ノモンハンの夏とソ連軍撃破の記録がメイン。平成16年にあっぷされたらしい。

日本軍は侵入してきた数倍のソ連軍を痛撃して、
スターリンの野望を打ち砕いた。
■■■■ H16.08.01 ■■ 33,204 Copies ■■ 1,250,485 Views■

とある。

やはり、半藤氏の見解とは、拮抗する内容で終わっている。

「惨敗」したのはどちらの方か、これらの数字が雄弁に物語っ
ている。特に航空機や戦車の損害を比較すれば、ソ連軍の近代
兵器のレベルがどの程度かは、言わずもがなであろう。日本軍
は少数ながら、優れた近代兵器と旺盛な戦闘精神で、数倍のソ
連軍を敵に回してよく国境を守ったのである。

 ノモンハン事件はソ連側の侵略によって始まり、これを日本
軍が痛撃したことで停戦となった。この国境の平和が再び破ら
れるのは、ドイツが降伏して欧州戦線が片づいた後、ソ連軍が
日ソ中立条約を破って、再び満洲になだれ込んできた時であっ
た。[a]
(文責:伊勢雅臣)

伊勢氏は、半藤氏の著作をまっさきにあげながら、わざわざこうコメントをつけている。

『(読みやすいノンフィクションだが、関東軍を激しく批判する一方、
そもそも侵略を始めたソ連側については冷静なのはいかにもバラン
スを欠く)』

ほんとうにノンフィクションといえるのかどうか。半藤氏の方針はNHKの鎌倉氏とおなじスタンスと映る。
左翼の人がそもそも文芸春秋は、産経新聞などと同じグループのはずなのに、・・・と書き込んでいたが、
文芸春秋でも、半藤氏は別らしい。


もっとも、作る会でも、方針が対立して分裂状態らしいが、しかし、この場合の乖離は、半藤氏と文芸春秋ほどではないように、私的には感じている。

また、内容とはぼ同量以上の南十字星となのる読者からの投稿があって目を引いた。

そして、こう結んであった。

 限が無いので止めて置きますが、陸幼-航空士官學校ご出身
で戦後自衛隊の将官に累進されたM将軍は戦後夙に現地を踏み、
ノモンハン戦こそ日本陸軍の精華、と断言せられました。極東
蘇聯(ソ連)軍が満蒙國境で壊滅しなかったのは、我國が不拡大方針を
堅持したからに過ぎません。仮にそれを戦略的過失と呼び得る
としても、父祖が戦場で敵に遅れを取った訳ではありませんか
ら御間違無きやう。赤い謀略宣傳にご用心!

■ 編集長・伊勢雅臣より

 ノモンハン事件の臨場感あるお話し、まことにありがとうご
ざいました。

私も、伊勢氏、南十字星様にお礼を申し上げる。

以下は、伊勢雅臣氏紹介ページ。海外留学時に、日本を見つめなおした、とある。
http://www13.ocn.ne.jp/~fly/ise.html

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