火曜日, 4月 03, 2007



sho様のCB1300SFの画像ではあまり目立たない(http://www.geocities.jp/shonaka2001/)が、最近デジカメの性能アップに満足していたものの、画像の周囲のレンズ収差が気になるようになった。それで、以前のLumixの画像も含めチェックすると、やはり本来直線であるべき周辺部の線が樽型に膨らんで写っている。



この例でも、テーブルが歪んで写っている。一眼レフでの画像をチェックしてみたら、やはり歪んでいるが、私の持っている特殊な45ミリのミニ標準レンズでは、画像の4隅を外側に引っ張ったように写っている
ものがあった。sho様の画像でいえば、3月24日の最初から二枚目の画像では背景のフェンスが樽型に中央が盛り上がったように写っているが、キャノンのせいかどうかまではわからないが、私の比較的最近のカシオレンズよりは目立たないようだ。



それで、以前カメラ雑誌でみたライカでの例を思い出した。オスカー・バルナックが1914年に原型ライカで撮影した、ライカの故郷の街角、ウエッツラーのアイゼン・マルクト。第二次大戦を生き延びて、正面の建物は現在もほとんどそのまま残っている、という。米軍は、ライカの故郷は、意図的に破壊を避けたようだともいわれている。終戦(敗戦)と同時に、どっと米軍使用のライカの修理が殺到したらしい。もっとも、ライカの故郷はかなり田舎らしいので、本来の作戦任務からはずれていたのかもしれない。

その点、日本の京都などは、本来原爆の効果を測定しやすい攻撃目標の一つとして、無傷でいたらしいから、単純な比較は禁物。


画面の周辺部でも、ほぼ直線であるべきものが、それらしく写っている。



その同じ街角を、1913年とも書いているが今となっては不明だが、ズミクロン50ミリF2(沈鏡胴タイプ)のライカIIIfで夜間撮影したものが比較で載っていた。空気レンズの採用で話題を呼んだレンズだというが、引き伸ばしてみてその描写の実力に、驚いたと注釈がしてあった。今なおこれだけの描写を見せるのだから、当時の評判は相当なものだったろう、と。

そのつもりでみると、初期のライカで撮影した街角は画面の左半分を表示しているが、全体に左側に膨らんで写っているような気がする。初期型では、レンズの性能が其処までは到達していなかったのかもしれない。いま、ライカ型の古いレンズも装着できてデジカメタイプとなったカメラボディなどが6万円代で売り出され人気を博しているという。ライカはライカで、とうとうMシリーズもデジカメとなり、お値段が数十万円で相変わらず高値で売り出され、カメラ雑誌を飾っている。う〜ん、人生晩年ともなると、佐貫先生ではないが、虚栄の虫が騒ぐが、手がだせませんね。

キャノンの一眼レフは、口径が大きく、三万弱のアダプターを介すると、ライカの一眼レフレンズがつけられて、絞り優先式TTL測光で最短から無限遠までの撮影ができるというので、一時はその気になったが、今は還って古いタイプのレンジファインダーのライカとそのレンズ群に憧れている。それなら手が出せそうだし、しかもそれだけ古くてもこの描写だから。コンピュータ設計ではない、名人芸のような設計でギリギリの諸収差を克服したものなのだろうと、憶測しているが、自分で体験すると、さらにいろいろ分かるのでは!?。


Map

2 件のコメント:

sho さんのコメント...

こんばんは。

私はカメラ自体にそれほど興味があるわけではないので、詳しいことは分かりませんが、確かにご指摘の画像を見ると、フェンスが樽にように盛り上がって見えますね。

私が使っているキャノンのデジカメは、とてもコンパクトなやつなので、レンズも小さく、性能としてはあまりいいものではないと思います。しかも特売5千円でゲットした型落ち品ですからね(^^;

それに、曇りの日など少し暗いときには、手ブレが多くなります。自分ではブレないようにしているつもりですが、何枚かに一枚はブレたりして、いい角度のものが台無しだとガッカリですね。

もう一台、オリンパスのデジカメも持っていますが、こちらは光学10倍で運動会などでは重宝します。ただし、レンズが飛び出しているので、持ち運びはやや億劫ですね。
今度のツーリングでは、オリンパスでも撮ってみようと考えています。

nature さんのコメント...

コメントありがとうございます。

女性の訪問者?も出てきたりして、にぎやかでうらやましいですね!

カメラ界は二強、三弱などといわれてましたが、今はどうなんでしょうね。だんだん、年とともに、箱物への関心がうすれ、玉もの(レンズ)に関心がいくようになりましたが、写真の腕だけは、ちっとも向上しないですね。^^;)。

プロが撮るとトイカメラでも様になったりして、・・・ということはありますからね。

やはり写真は手ぶれがなく、ピントが合っていることが基本ですが、最近のデジカメはそれをクリアしてしまったので、結局またレンズに戻ってきてしまいました。

携帯のレンズも侮れないと、最近は思っています。

ところで、すでにお気付きかどうか、私のブログも、度重なる誘いに負けて、広告を掲載させていただきました。ご覧いただいた際には、そこも忘れずにクリックしていただけると有り難いのですが、今はマイクロソフトのが出ているかもしれませんが、複数のブラウザで見ると、いろいろな広告があって、感心させられます。