日曜日, 3月 04, 2007



仕事の関係で、城西大近くの現場を確認後、越生にでて小川から、東秩父、定峰峠、秩父から大滝、やっと開通した峠を通って甲府をまわって帰る、というプランが自然にでき上がった。越生で道を間違えて、梅林に迷い込んだが、梅のかほりがしっとりとただよい、駐車場はどこも満車。この陽気では、人々はこれが最後と集まるわけね、と思いUターンして、都幾川、小川へ。小川で燃料補給しようとしたが、休日でどこも休み。東秩父へ向かう途中でやっと一軒営業中。若いお兄さん、BIG1もいろいろありますけど、これが一番それらしいスタイルですよね、と心憎いお世辞をいう。

わりとバイクにお詳しいですねというと、実は自分はT2を探しているんですが、なかなかこれと言った出物がないんですよ、と!。それで、もとはこれもそのT2なんですよというと、どうりでフォーク下が黒でT2に似てるなと思いましたよと珍しく話しが弾んだ一時だった。 この時点で、もう、あちこちで大型バイクを見かけたが、ハーレーも多い。黒のXLなどを見かけると、いいな〜と思う。
ハーレーは持つより、見るほうが楽しいバイクです。




満タンにすると、燃費は14キロ。前回口より少し下で、今回口ギリギリだから、14.xは変わらず。それで定峰へむかうが、10時前後だというのに、バイクが次々と下ってくる。皆そうとう早出をしてるのかな、と頭をかすめる。

定峰の登りは後からついてくるカワサキの400に抜かれない程度にコーナーを回って登る。下りの対抗バイクはかなり飛ばしてくるが、車種など見ている暇はない。バイク一台分がやっとの間隔ぐらいですれちがうと、スリルがある。戦闘機で、模擬訓練をしているかのようだ。上り詰めても休憩せずそのまま下る。前回写真を撮った場所で一休み。すると最近ますます低くなってきたアイドリングがストップ寸前で、完全に暖まっていても、600回転かそれ以下。原因はマイクロロン処理をした結果だと思うが、なぜ下がるのかははっきりわからない。




競輪のトレーニングをしている人たちもたくさん来ていた。あとは大型バイクが多い。しかし、どういうわけか今日はSC40やSC54は見かけない。カワサキ、Suzuki、ヤマハ、ハーレー、あとカワサキのW1かW3が元気な音を立てて、すれちがった。

秩父市内は素通りして、まっすぐ大滝へ。渋滞なしで奥地へつく。途中、滝沢ダムを横目にしたループ橋で写真をとる。このダムの開発で新規に道路とトンネルを高い場所に作り直したような気がする。

かって秩父側の人々が甲州街道とか、甲州往還といい、山梨県側では、秩父街道とよんだ道だ。雁坂峠は、日本三大峠のひとつといわれているが、建設省が主催した日本の道100選(昭和62年頃)に選ばれたという。他のふたつは、南アルプスの三伏峠、北アルプスの針ノ木峠だという。二つとも2500メートルを越えている。

秩父古生層という安定した地盤にもかかわらず、地滑りがあって、工事を遅らせたという。雁坂峠は標高2082メートル、トンネルの中は外が15度でも10度以下に感じるほど寒く、しかもトンネルが次々に出てきて、参った。最後の料金所(二輪560円)は山梨側でふたたび暖かかった。しかし、くだりもまたトンネル続きで、このルートの自動車道としての開通が遅れた理由がわかるような気がする。




ここの料金所付属の休憩所で、250のオフロード車で二人乗りで来たと言う、熟年のご夫婦に出会った。お互い写真を撮りあってメールアドレスを教えてもらって別れた。藤沢から来たといい、甲府を回って帰るという。元気なお二人だった。ちょっと遅れて後をおったが、とうとう追いつけずじまいだった。あの山が、〜岳ですかなどと聞かれたが、とても対応できなかった、^^;)。雁坂というのは、雁の飛行ルートがこのあたりに設定されていたからだという説もあるが。



案内図がよくできていると思った。脇にごあんないとして、国道140号開通の簡単な歴史が述べられていた。延長180キロ、起点は埼玉県熊谷市、終点は山梨県南巨摩群増穂町だという。古くより人々の往来に利用され、秩父往還と呼ばれていたが、地形が険しく、構想40年をへてやっと平成10年4月に開通した、などと書かれている。




後は下るだけで、くだるに連れて体がぽかぽかしてくる。春らんまんといった感じで時期としては、この陽気はやはり異常なのかもしれない。
笛吹川にそって下れば、甲府は意外と近い感じがした。山梨県に入るのは、結婚してツーリングクラブ「風」の面々と昇仙峡に来て以来だから、30年ぶり。高速だけは、その後長野往復で何回か通ったことがあるけれど。




勝沼の近くの休憩所で、遅いお昼。イカ天そばをたべた。そばは、手打ち風で、太さが適当にまちまち。下でも店はいろいろあったが、高速付属の休憩所のは、値段が手ごろで当たり外れがないので、つい利用する。それにバイクも集まるし。しかし、きょうも一台だけ。そばを食べた後みたら、バイク便の250が止めてあった。高速カードなどをいれるらしい袋がぶら下がっていた。距離計をみると、なんと85000キロを超えていた。

高坂の休憩所で燃料補給。小川から273キロだった。燃費は、初めて16.15キロを達成。マイクロロンのおかげかどうか。雁坂の料金所では、お金を払っているうちにエンジンが止まった。あまりにアイドリングが下がったので。しかし、下ではなんとか700回転ぐらいは保ってくれていて、ほっとした。

高坂から東松山までは4キロほど。途中、オレンジ色のKTMらしきバイクが、抜いていったが、料金所を出てふと後を見ると、さっきのバイクが合流路に向かって付いてきていた。
秩父おまかせマップ
秩父の観光ガイドおまかせサイト
http://www.bsmap.jp/

1 件のコメント:

nature さんのコメント...

待ちに待ったコメント、ありがとうございます。

そうです、毎日乗ってもいろいろと新発見があり、楽しいです。今回はツーリングのみの燃費で初めて16キロを突破し、平坦路だけだったらまだ伸びる余地がありそうな気になっております。

週末の天気予報、今回並に外れるといいですね。

少し暖かくなり、エンジンの調子もいっそう慣らしが出てきた感じで、マイクロロン効果!?らしきスムーズさを感じています。

エンジンのメカノイズは聞こえず、排気音の響きが
マフラー後端の口径が大きいせいか、後のほうから追いかけてくるように聞こえるようになりました。
実にマイルドです。カーボンマフラーって、丸みをもって聞こえます。 ^^;)