金曜日, 2月 02, 2007


今日、やはり気になり、走行200キロ未満であったが夕方満タン法で燃費を計測。結果は14.4ほどでレギュラーガソリン使用時と大差なし。ここ二日ほど本格的寒さとなり、始動にかなり手間取りバッテリー上がりを心配するほであり、初めて、チョークの使用法がわかったほどだ。


400のときも含めて、昨年の冬以来チョークを使うと却ってエンジンストップとか、始動性は不良となるので
意味のないチョークだと思っていたが、今日初めて目一杯きついところまで引いたら、どうしてもかからないエンジンがかかった。それで、いままでのチョーク使用法ではあまり意味のない使用法だったのかと思った。400のとき体験したまともな冬でも引かないほうが良かったし、バイクが変わっても今回までそんな始動不良はなかったので、Sho様がチョークを引いてと書いている本格的寒さの前の記事を!?と思っていた。


それでと書くといささか変だが、その始動性不良に思えたので、またレギュラーに戻した。いまのところ忙しくて通勤使用が100%で、始動はいつも深夜か早朝なので、レギュラーでもそんなに始動にてこずるほど寒いのか、昨年のことを思うと疑問だからだ。今は、深夜、早朝の通勤だけなので、大人しく乗っても14キロ代中ほどだが、一気に150キロほど走るツーリングでは15キロ代後半のときもレギュラーでも達成しているので、入れる前からそれほど期待はしていなかった。ショップのマスターのCB1100でもツーリングしか使わず、やはり15キロ代と言っていて、もう1〜2キロ伸びないものか、とは決まり文句だった。

10年ほど前、化学同人が出す化学雑誌を何気なく読んでいたら、研究の現場でセレンディピティの例を特集していた。いろいろあったが、アンチノック剤の開発でも、求める物質がみつからず、有効な探索法がわからず研究が行き詰まったとき、春先の新緑が萌芽する際、他より早く萌え出す葉の一部に緑でなく赤い葉のあることから、赤系統の物質をいろいろ試し、アンチノック剤として最適な4エチル鉛にたどり着いた、などと書いてあった。つまり、アンチノック剤を入れると、不正爆発を抑え、一気に望む圧縮比でのまとまった爆発を誘導するケミカルだと理解すれば、ハイオクは「燃え難い」のかもしれない。

余談だが、今は読んでいないが、その頃その雑誌には、最近新聞紙上を賑わした研究費不正使用の某大学の女性教授が、まだ助教授で留学生を含めて実質的にある研究室を纏めるチームリーダーとして紹介されていて、美人で切れそうな相貌の先生だと思っていた。今回の報道、といっても昨年6月頃だが、白衣を着てNHKの報道にちらりと出て居られたのをみて、あっと思った。忘れられないお顔だった。

http://spysee.jp/松本和子/49444/

余談ついでにもうひとつ。

 江崎玲於奈博士は、あるときこういうことを言われた。「日本の国民総生産の全世界に対する割合と、ノーベル賞受賞者の全世界に対する割合とのあいだには二ケタ程度の差があり、日本の研究に独創性が足りないのは、厳然たる事実である。」つまり、日本の基礎研究には、明らかに創造性が足りないということである。

 結局、ほんとうに新しいものは、自分自身の地道な努力と、小さなことの積み重ねからしか生まれてこない。誰もやっていない分野だから、データもなければ、測定器もない。測定器すら、自分でつくらなければやれないとなると、イヤでも小さな研究から始めざるをえないのである。

「日本人の業績にはセレンディピティなものが少ない」
 いずれにしても日本には、ほんとうはガラクタだと考えられて、そういうところから学問を建設していく姿勢が基礎研究をする者には必要だが、その種の学問形態が日本人研究者にはまったくない、という意見である。
 そのような、なにもないところから学問を建設したり、なにもないところから新しいモノを作り出すということに関してはヨーロッパに伝統がある。その中でもイギリスの貢献度は、ズバ抜けて大きいと思っている。

以上はセレンディピティということばがはやった10年ほど前、気になって集めた文章の例だが、外国では、自分が手を出している分野から手をぬくな、その分野でやれるところまでやれ、というフレーズがあるそうだ、流行に乗るな!ということらしいが、やはり10年ほど前、コールドフュージョン(常温核融合さわぎ)
では文部省も乗り、国際会議を日本で開き、かなりの税金を費やし、国内各大学では、教授と助手や助教授が正反対の立場で研究話題をふりまいた。

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